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白い薔薇によせて



いらしゃいませ。現在の閲覧者  名さま

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「SS (二次創作小説)」
空白の二年間

キスより吐息より

SSです。

白い薔薇の花言葉

「 相思相愛 」







月は真珠
吹く風はsilk


未沙は浴室で歌を口ずさみながら、頬や首筋を辿る。

今日はピーリングの日。 「クエン酸1:水9」 で作った溶液を顔からデコルテや、肘・膝などに塗り、5分待つ。 TVで美容皮膚科の医師が紹介していた方法だ。 平日に週1回の頻度で実行している。 

週末は眉を整えたり産毛の処理、その翌日はパック ・・・ と結構忙しいが、未沙の大好きなリラックスタイムだった。


「 今日は “おちゃけ” はナシよ♪ 」


よりシアワセ気分にさせるアイテムはお預けだが、それでも風呂好きの未沙はご機嫌。 ここで某番組なら、えっちな眼鏡と青いタヌキが浴漕から顔を出すところだが、当然そんな邪魔に入られることもない。

バスからほんのり Vanilla の香り。 体を温める重曹と一緒に、お菓子作りで使うバニラエッセンスも少々垂らしたのだ。 




Vanilla -バニラ- の花



「 あっま~い 」


湯気が籠るように蓋を閉めて下半身浴をし、ちょっとサウナ気分。
髪をトリートメントパックしながら、手指や爪の生え際をオイルでマッサージするのは、週2回。

未沙は浴室から出ると、吸水性抜群という謳い文句のタオルで軽く髪を拭いて包んだ。


「 あっ、いけない 」


クエン酸の容器の蓋を、開けっ放しにしてしまっていた。 
この白い粉は、結晶なので少し輝いて綺麗だ。 ガラス製のキャニスターに入れて、洗面台のコップに合った分量が入れられる天然木のスコップを添えている。 洗面台脇の棚には、他にも深緑の松の枝が入った美しいオイル、青紫のスプレー小瓶に入ったクレープフルーツのアロマ ・・・ 等、幾つかを展示収納していた。


「 よかった。 サラサラのままだわ 」


クエン酸の製薬会社の容器のまま飾っても、レトロで硬質な感じが実験室みたいで結構可愛いと思う。 しかしサイズが大きくて棚に収まらず、展示できなかった。 洗面台の下にストックとして収納し、そこには掃除用具セットも入れてある。





自然素材の生活雑貨通販ショップ ピュアコンセプト



清潔感のある手さげカゴには、シェイカーボトルに入れた重曹と、スプレーのクエン酸水、トロトロ石けんのポンプ、アクリルたわし・・・等を入れていた。 掃除用のエプロンにはゴミ入れ用ビニールを留め、ポケットにはブラシや竹串、ティッシュ等が入っている。 いつも非番にはカゴとダスターを両手に、あちこち家の中へお掃除の旅をして回るのが未沙の楽しみだった。 

バルキリーの整備をしていた輝が、工具入れを持ちポケットをジャラジャラさせながら歩いているのを見て、思い付いたアイデアだ。


「 いい香り ・・・ 」


桃の葉エキス入りのボディローションを塗る。 

未沙は結構な高給取りだったが、余りお金を遣わない。 母親は華族出身らしかったが質素な人であったから、未沙も子供の頃からそのように躾けられていた。 

今でもそれは生きていて、食事は手作りが多く、アクセサリーは質が良い物を選ぶが数が欲しいとは思わない。 趣味と言えば本は図書館から借りるのが主だし、他は家事と手芸と 自己流エステ だ。 

強いてお金を掛ける所を言えば、料理の材料は新鮮で美味しそうな物を選ぶし、化粧品は無添加の少々値が張る物を使っている。 あとは時々クローディアと飲む、アルコールやお茶くらいか ( 輝と外食する時は、彼のオゴリ ) 。 

そんな未沙の、今までで一番の出費と言えば ・・・。


「 うふっ。 つるつる♪ 」


医療機関で施術した、永久脱毛だった。 エステテックは入るのが恥ずかしかったし、永久ではないので、医療機関を選んだ。




横浜夢本舗 「紅茶屋さんのローズヒップ&ハイビスカスティー」



寝室にローズヒップ・ティーを持って入る。 女性らしさを高めてくれると聞いて、よく飲むようになった。 確かに色や香りから、そんな気がしてくる。 

以前は “女の子” に憧れていたが、最近は女らしさに魅かれるようになった。 ピーリングのお陰か、美容液が肌に吸い込まれるようになじんでいる気がする。 本当は基礎化粧品も手づくりにしたいが、顔に使う物なのでちょっと怖い。 でもいつかチャレンジしたいと思っている。


キスより吐息より No No
いま欲しいの Stay
ひとりに 夜更けの静けさ


こうしてゆったりと自分の体を労わると、心も満たされ癒やされる。 静かな音楽にひたりながら、ひとり自分の内面と向き合うのだ。 

髪をよく拭いて新しいタオルに代えて包み、その上からドライヤーを当てる。 こうすると早く乾くし、髪の傷みが少ないらしい。


「 いい方法知っちゃったわ。 長いと大変なのよね 」


自分のためだけに Hu Hu Hu
シャンプーした髪


髪のコート剤を付ける。 海水浴から帰ってから、未沙は髪型を変えた。 毛先のカールを止めたのだ。 帰る時、みんなが「その方が女っぽくていい」と言ってくれた。 それに・・・。 


『 一条先輩もそう思うでしょ?』
『 う、うん。 そうだな 』


あの日以降は翌日に一度会ったきりで、電話でしか話していない。 テストパイロットである輝と司令センターの未沙では、勤務で会うことが少なかった。しかし勤務パターンがほぼ同じであったため、あれ程プライベートを共にすることができていたのだ。

輝は予定通り8月からパトロール部隊に配属になり、今はその組織作りに多忙だった。 

未沙は足首から腿の付け根まで、ゆっくりリンパマッサージをした。
マクロスで立ち姿勢が多かった時程ではないが、足がむくんでつらくなる時もある。 短時間でスッキリとして、随分と楽になった。

生成りのコットンを縫った上下のパジャマは、胸元やすそ、ノースリーブの腕回り、七分ズボンの足口にレースが付いている。 控えめなデザインのレースは、布の質感と合わさって優し気で甘過ぎない。 



雑貨屋パレット コットンワンピース



未沙は肌にすぐ血が昇り、紅く染まりやすい。 乾燥や刺激でも傷付きやすく、人より皮膚が薄いのかもしれない。なのでオシャレをする時以外は、なるべく天然の素材の物を身に付けるよう心掛けていた。  だから、ナイショだが ・・・ 綿のパンツをご愛用だ。


キスより吐息より No No
感じたいの
心に住んでる あなたを


明日の服を用意するためにワードローブの中を見て、海で着たワンピースが目に止まった。


『 ダメだよ、未沙。 離れちゃ 』
『 ずっと輝の傍に、いるわ 』


世間一般で言う所の、恋人らしいことは何一つない。 けれども未沙は、互いの想いは重なっていたと思う。







『 未沙、コレ美味いよ! 』


輝の笑顔が浮かび、未沙は気持ちが浮き立った。


「 もう、いっかな~? 」


指でツンツンして温度を確かめ、冷ましておいた惣菜を冷蔵庫に仕舞う。 庫内には消臭用の小ビンが入っていた。 ラベルをはがしたジャムの空き瓶に、かさが半分くらいの重槽と数滴の精油を垂らす。 ピンキングバサミで切った可愛い布を麻ヒモで結ぶ。 レモングラス の香りが爽やかだった。

未沙は父の赴任に付いて海外生活もしたので、ナチュラルクリーニングは身近だった。 それに化学性の洗剤は、肌や肺に悪そうな気がするし、「これはアレ用」「こっちはアッチ用」 と種類が増えて嫌なのだ。


「 食欲がなくても食べられて、エネルギーになるものでなきゃね 」


夏の暑さがある上に、シフト勤務で夜勤や不規則な休日などの生活に戻り、輝は慣れるのも大変だろうと思う。


抱きしめたい気持ち Hu Hu Hu
今夜はためて
ひとりでいてね


彼は今夜は夜勤で、その次は非番のはずだった。 寝坊助がネグラから起き出す頃に美味しい物を持って行って、まずはアイツのお腹から元気付けてあげたい。


ちょっとオシャレして
明日 電話しよう
いますぐ逢いたいと


ヴァネッサからもらった、この前の写真をアルバムに貼る。 週末とは言え、24時間交代制勤務であんなにメンバーがそろうのは、普通有り得ないだろう。


『 アナタは、よろしくやってれば いいのよ 』


親友のウインクが目に浮かび、未沙は苦笑した。 


「 誰かサンの仕業ね? 」


お気持ちに甘えたせいで、仲間との最高の想い出ができた。 戦争は終わったが、ゼントラーディ人の大規模な武力攻勢が懸念される現状では、いつ誰が欠けないとも言い切れないのだ。

それは最前線にいる彼なら尚更で・・・。


キスより 吐息より No No
感じたいの
心に住んでる あなたを


未沙は “あなた” の頬にそっとキスをして、枕元に写真を置いた。





「 夢の中へ どうぞ Hu Hu Hu
しのんできてね
オヤスミナサイ … 」


おわり



本当はフォッカーとクローディアのSSで・・・と思っていましたが、ヒカミサでもOKでしたね~。


参考文献

「 キッチンの材料でおそうじする ナチュラル クリーニング 」
佐光紀子 著  ブロンズ新社  2003年
( 画像クリックでamazon へリンク )


参考サイト
( サイト名くリンクにて、別窓でリンク )

「 石鹸百貨 」 株式会社 生活と科学社
自然素材の生活雑貨通販ショップ 「ピュアコンセプト」

あとがき


AestheticMISA。 相変わらず乙女で、時々キャピキャピしていますが、最近ちょっぴり色気も意識し出したMISAさん、でした~。

綺麗な人は綺麗にしているから、綺麗。 何もしなくても・・・というのは、子供の頃だけだと思います。 未沙の脱毛疑惑、「愛・おぼ」見た女性の方は、一度は思ってのでは・・・?

ナチュラルクリーニングは以前やっていましたが、同居になってからは諦めました。 今はもっと違うやり方があるかもしれません。

キてます、キてます。 ウチのPCのIME語録。 「目ん坊」「ミサいる」「逝かず血」「欲し」・・・分かります? 日常使用している訳でもない、「そんな日本語使わないだろっ!」って思わず突っ込こんでしまうような事を、最近口走るように。 老衰でしょうか。

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