QLOOKアクセス解析

白い薔薇によせて



いらしゃいませ。現在の閲覧者  名さま

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


拍手ボタン

「SS (二次創作小説)」
超時空要塞マクロス 第二部

冬の琥珀

拍手小噺「ミリまち ブート・キャンプ Mission 1~4」
余りにもネタ過ぎるので、SSの雰囲気と全く合いません。UP時期が不幸にも重なってしまいました。お嫌な方は、拍手にご注意を。 

もう別の話に変更致しました 12.12.26

拍手キリ番 おかげ様で4千を達成しました! ありがとうございます
12月15日0:00時点、あと18で4千拍手になります。4千拍手目だった方は、もし宜しければSS等のリクエストを頂ければ、お応えしたいと思います。
  • 拍手数はお礼ページの下方に表示されます
  • ブログ内の適当な所から、ご報告をお願い致します
  • 管理人が申告の真偽を確認する事は、致しません
  • 無理な内容は、お断りさせて頂く場合もあります
  • 3千キリ番のリクエスト「  ムラムラする輝  もんもん輝」を先にUPしてからになります
もし4千を踏まれた方で、以上で宜しければ、どうぞリクエストしてやって下さい。  が喜びます。特に無ければ、スルーで報告なしでも構いません。

う~~む。3千もまだUPしていないのに。4千は来年あたりと思っていたら、最大戦速度マクロ・スピードでした。募集告知がギリギリで、申し訳ありません。

ありがとうございま~す
「カンゲキ~」




 輝の葛藤編、その2です。SS「混迷の疾走」の数日後です。

 グローバルとの話が頭から離れない輝。しかし首都パトロール隊として空から安全を見守る使命と、中隊長としての責務に、日々追われている彼であった。


Amber - 琥珀 -
冬の琥珀

2011.12.14 UP


 輝はここ数日、見えそうで見えない ・ 出口のない思考に疲弊していた。こんな時は未沙に話せば、きっと彼女は輝の考えを整理し、場合によっては答えすら示してしまうだろう。それは時に耳に痛かったが、「やっぱり未沙だ」と頼りにもしていた ―― なのに今は、疎ましくすら感じる …… 。週末に未沙と合えなかったのも、「丁度良かった」と心のどこかでホッとしていた。

 そんな自分をも苦々しく思って過ごしていた輝だが、今は目の前の仕事に集中した。向かいに座る部下が、緊張した面持ちで言う。

「 一条隊長。俺はまだ、パイロットでいたい。今まで以上に頑張るから、このまま続けさせて下さい 」
「 データーはDランクで、危険判定だ。それに俺から見ても、その ・・・ 操縦が心もとない 」
「 ・・・・・・ っ! 」
「 ただの航空機なら、良かった。でも俺達が乗っているのは、可変戦闘機バルキリーだ 」


 最近の科学の発達で、人間の能力を細かく数値化して判定する事が可能になってきた。その技術を軍は利用し、部署ごとの適性を明確にした。そして適性検査を行い、合致しない者には部署換えや退役を勧めるのだ。

 輝が所属するパトロール隊も順次この検査を実施しており、その結果は所属隊長を通じて本人に知らされる。

「 数字で判断されるなんて、納得できなかった。でも隊長がそう言うんなら、やっぱり俺は足りないんだな …… 」
「 すまない 」


 輝は12月に入ってから部下達と面談し、データーを元に彼等の現状や課題を話し合ってきた。その結果を元に訓練プログラムをオーダーし、足りない能力を重点的に伸ばすのである。しかし今日は初めて、バルキリー乗りとしての進退を問う相手に対面していた。

 この隊員は30代後半の、生真面目な男だ。家庭を大切にする穏やかな人柄で、ずっと年下の輝にも敬語で接する。パイロット歴は長くて堅実ではあるが、輝かしい戦績では無い。敵を数多く撃ち落とす事が重視される戦時下より、防衛が主の時代に肉体の全盛期を迎えれば、もっと実績を残せたであろう。

 輝は階級が上で直接の上司でもあるから、例え年上であっても仕事中は敬語を使わない。常に序列 ―― 命令系統を示す事が、軍隊には必要であった。


「 数値的にはギリギリなんだが 」
「 なら、基準に達する可能性もある訳ですよね !? 」
「 ―― 可能性は、ある 」

 輝は期待に目を輝かせる部下に、言い淀みそうになりながら答えた。能力を数値化する理由は、何も “ リストラ ” の為では無い。それは副産物的な物で、当初の目的は「効率よくエースを造る」ことにあった。輝やマックス等、いわゆる “ エース・パイロット ” を分析して、彼等の様な者を量産する為だ。
 

  ( でも ・・・ この人は多分、厳しい )

 能力分布を読み取って、そう判断した訳ではない。輝の経験が、それを告げていた。戦闘機歴が長い彼は、それ以外の形態に適応するには難しい年齢だった。元々、本来はこういった事に向いていないのだろう。それを「現役でいたい」、その想いの一心で努力を重ねて、何んとか今日まで来たのだ。これから40歳を迎える彼が今以上の努力をするなど、逆に身体を故障させかねなかった。

 しかし統合戦争時代もくぐり抜けてきた彼に、それを告げるのは酷な気がする ―― いつか自分にも訪れるであろう、年齢という壁。

「 どんな訓練をすればいいか、教えて下さい! 俺はまだまだ、やれるハズなんだ 」
「 ―― 後でプログラムを作成するよう、指示しとく 」
「 ありがとうございます! 」
「 でも結果を出せなければ、今回の話は考えてもらう 」
「 必ず、結果を出します! ありがとうございます 」

 20歳近く年下の輝に頭を下げながら、年上の部下は面談室を退出していった。自分でも分かる。今のは逃げだ。遅かれ早かれ、彼には隊を退くよう命令しなければならない。

 輝は ため息を吐きながら、額をさすった ―― こんな時、グローバル艦長ならパイプを出すのかな。


『 君の世界を、美しいままにしておきたかった 』

俺の世界は、もう美しいなんて物では ありませんよ


 マクロスにいた当初、グローバルは身近な存在ではなかった。しかし食堂で3人娘らと一緒になれば、シャミーがよく「艦長のパイプ、取り上げちゃおうかしら!」等と言っていたりして、彼のブリッジでの様子は何となく知っていた。

 フォッカーら歴戦の勇者達が消えていき、次第に距離が近づいた。大戦後には2人きりで軍事を話す時もあり、思い悩む彼がパイプをさするのを見てきた。

そして今、自分は似た行為をしている。


  ( この先。階級が上がれば、こんな事がもっと増えるんだろうな )

 パイプを咥える俺を、シャミーが叱る ―― 有り得もしない光景を想像して、輝は「くっくっ」と喉を鳴らした。馬鹿みたいな想像に皮肉に笑う自分は、相当に心が疲れているらしいのを自覚しながら。
 




 輝は早番が終わった未沙を呼び出し、食堂でテーブルを挟んで座っていた。食事時ではない為、他に利用している者も少ない。2人の間には何の言葉もなかったが、時折するカップを置く音が心地よい。

 窓の外を見ている彼女は、夕日に染められていた。未沙は肌が白く、それに見合って髪色も明るい。彼女の淡い色合いと白い軍服は、何色にも染まった。朝焼け色にもなれば、夜色にも染まる。今まで色んな彼女を見てきたが、そんなにも容易く染められるのに、彼女自身は変わらない。

「 未沙 …… 」
「 なぁに? 」

 カップに唇を寄せていた彼女は、呼び掛けに視線を寄越した。繊細な睫毛からのぞくのは、よく知る意志を秘めた輝きとも違う、神秘的な瞳 ―― グローバル艦長。俺にも、分かります。


琥珀の未沙

            © にゃお *    背景画像: 空彩


綺麗な人を、綺麗なままに ……

 
「 ―― いや、何でもない 」
「 そう? 」

 彼女は指令センター所属で、少佐だ。マクロス時代から引き続き、グローバルの軍部における補佐的な役割もこなしている。きっと輝など想像も出来ない、厳しい現実も知っているだろう。それなのに、この曇りの無さ。深み ―― 敵わない、な …… 。

 今まで「早瀬少佐とでは、合わないんじゃないか」等と言われる事は、多くはないがあった。時にやっかみで、時に忠告のように。それらを輝が気にする事は無かったが、今ここに来て意識した。


  ( 未沙。俺は、このままでいいのかな …… )
 
 未沙は視線を、再び窓の外へ向けた。彼女はよく、こうして景色を飽かずに眺める。だからその眼には、きっと輝とは違った世界が見えるのだろう。瞳は黄昏の彼方に向けられ、まるで遠く未来を見つめているかのようだった。


 冬の夕日に照らされて、そんな彼女をいつまでも見ていたいと思った。

おわり

あとがき
輝も隊長職として様々な現実に直面し、自身の新しい時代の予兆を感じ取っていた ―― という話です。それにしても照れくさい程に、我ながら未沙崇拝な描き方ですねぇ。

冬の夕日
夕日と言えばオレンジ色の印象が強いと思われますが、冬の夕日は黄色掛かっているそうです。琥珀色と表現しているのも見掛け、未沙の瞳と重ねました。イラストは「琥珀色の未沙」フィルターのご装備を、お願い致します(汗)。

未沙の瞳の色
以前SS「すれ違う時の果てに」で、 “ ヘイゼル ” と称しました。あれから少し調べて、その表現は適切であると思っています。緑掛かった薄茶で、ヘイゼル・ナッツから取った色名だそう。日本語では “ はしばみ色 ” とも言い、とても趣を感じます。ヘイゼルの瞳は見る角度や光によって色が変わり、神秘的と言われるそうです。

ちなみに未沙の髪を “ 亜麻色 ” と表現するを見た事がありますが、それは「黄色掛かった薄茶色」だそうです。私の設定では色白な肌と併せて色素が薄い彼女は、曾祖母がカナダ人であったとしています。

スポンサーサイト
拍手ボタン

 Comment 

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 「叙情的ですね」様 

風景を人物の気持ちと絡めて描くのは、そういう小説が好きで、SSを書き始めた当初から意識している所です。アニメもそうですよね。そんな映像を文章に起こしている感じです。マクロスもそうですが、文章を書く事自体が好きです。

未沙がキレイ
ありがとうございます e-446 それにしても赤裸々に申せば、彼女が不細工だったら、きっと物語にならなかったでしょうね(笑)。 e-68 「では」

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re:  「いつになくシビアな展開ですね」様 

ええ。拍手小噺の人達とは、同一次元の異なる世界です(笑)。

前話のいつになく厳しいグローバルの目はナイス
なるほど! 未沙の親代わりとして以外に、軍のトップとしての思いもあったのですね。言われてみてば、そうです(無責任)。2記事まとめてレスさせて頂きました。


こちらに立ち寄るのはスズバリ、萌えたいため
「輝未沙ラブ萌え」「マクロス世界設定萌え」「ミリまち行き過ぎ、もうエエ e-463 」等々、萌えのラインナップを各種お取り揃えしております e-68

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re:拍手「ほっとする時間」様 

初めまして。初コメント&拍手を頂き、ありがとうございます。ほっと系のお話が好きです(でもネタも好き)。いつもご訪問頂いているようで、嬉しいです。是非また、お出で下さいませ e-68

Re: 「美しい琥珀色の女神」様 

「琥珀の女神」! 素敵な表現ですねぇ! こっ恥ずかしいですが、未沙を戦いの女神に見立てた話を考えていたので、参考にさせて頂きます。

未沙は苦悩を分かっていて、そっと側にいる
Pメモの空白の二年間で「戦争の予感に、話す事が少なくなった」とありますが、言葉が無くても分かり合える ・ 癒し合える2人です。

髪に手をやる仕草がたまらなくカワイイ
目を惹く、女性らしい仕草ですよね。「髪を耳に掛ける」「耳の後ろの髪を掻く」「頬つえを突いている」如何様にもお取り下さいまし。

ミンメイの夕暮れ横顔シーンを上回ります
張り合ってみました(笑)

はは ・・ 印刷わぁ ・・・ e-351 後から見て「ココ、ちょっとぉ」もありますし、プリント向けの画質でないので、幻滅するかも。光栄ですし嬉しいですが、まぁ持ち上げて下さったと理解させて頂いて。 e-68 「では~」

Re: 「琥珀ですね」様 

惚れてしまいそうです
ありがとうございます (*´艸`*) モデルと背景画像のお蔭です。

ムム、やばいって感じです(苦笑)
相手をイメージしてプレゼントとは! 輝、頑張ってるじゃないか! 何しろ同じキャラを語っている訳ですから、その程度は構わないのではないかと。それに、このSSで琥珀なのは瞳だけですヨ。

ネクラダイヤルにも出演
拍手小噺「ミリまち ブート・キャンプ」をご覧頂き、ありがとうございます。ネクラ ダイヤル(笑)。ははは・・。もう彼はウチのブログでは、光ってますよ。ミリアと2人で、柿崎を抜いてネタの看板をしょっています。

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 拍手「マックスは ・・・」様 

あまみ様、こんばんは(公開コメントだった為、お名前を出させて頂きました)。拍手 & コメントを、ありがとうございます。

拍手小噺「ミリまち ブート・キャンプ」
マックスは全く関心が無いので、ごく普通に過ごしています。ご飯作ったり仕事したり、コミリアの面倒をみたり仕事したり。ミリアは情に篤く、マックスは特定の人以外には冷淡(表向きは当たりがいいが)。でも面倒見の良いミリアを愛しているので、「楽しそうにやってるな」と思っています。

町崎はまだ×100 頑張ります。行き過ぎた人達「ミリまち」を、これからも応援してやって下さいませ e-68

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
コメント投稿覧
レス(お返事)は数日中にさせて頂きます。現在、トラック・バックは受け付けておりません
 公開する場合、コメント下「URL」からリンクが可能になります
 レスを非公開でご希望の場合、その旨とアドレスを記入下さい

 半角英数 設定すると、投稿後に修正・削除が可能です
 管理人のみに表示:  チェックすると、記入内容全てが他の閲覧者には見えません
 ※ 現在、非公開コメントの投稿は可能です
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。