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白い薔薇によせて



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「SS (二次創作小説)」
Macross Befor

To my big brother

最近、どうしようもなく不定期です。でも更新しないよりマシかな、と … 。

 フォッカーと輝の、マクロス航行時代のお話です。いつか書きたいと思っていたのですが、先に絵ができてしまったので、小出しでお話を作りました。重めの部分はありますが、基本はナンてことが無い日常です。


天神英貴氏 画集 「VALKYRIES」

楽天市場

こんな光景もあっただろうなぁ、と


いつも俺、後ろをくっつきながら思ってた。
いつか、あなたに追いつけるのかなって。追いついてみせるって。
―― でも。 もう2度と、一緒に飛べないんですね。


2012.9.22 UP


ギーーン!



「 よーぉし。全機、帰還する 」
 
  『 了解 』

 フォッカーの指示で、7機のバルキリーが一斉に機首を翻した。描かれた軌跡は誰に見せるでもないのに、見事に美しい平行線を披露する。マクロスに配属されたパイロットは、みな一流と言える腕を持っていた。

 そんな者達の中に、最近は新人が混ざるようになった。新人と言っても、例えば旅客機のパイロットをしていた者などの経験がある者達だ。進宙式を見に来た観衆には、飛行機好きの者も多かった。だが戦闘機と民間機 ・ 宇宙空間と大気圏内では、全く勝手が違う。今回のように慣れた者達で構成する編隊には、到底着いて来れなかった。

しかし今日の新人1名は、大した苦も無く隊列に馴染み、フォッカーも満足できる飛び様だ。


ピピッ


 通信の着信音の後に続くは、その新人からの声と画像。いつもゴーグル姿だった彼に、統合軍のヘルメットは重そうに見える。

『 先輩。俺、もう少しやっていきたいんですが 』
「 ダメだ、輝。俺達が帰還した後から、仕事が始まる者もいるんだぞ 」
『 ちぇっ。まだシフト・チェンンジが、上手くいかないんだよなぁ 』
「 1人だけ帰らんとなれば、また早瀬中尉に叱られるぞぉ? 」
『 あのオバさん、俺にばっかウルサイんだよ。目ぇ着けられちやったかなぁ 』
「 お前なぁ。仕事ってのは1人でやるものじゃない、共働作業なんだ。それにオバさんて、彼女そんなトシでもないぞ 」
『 りょーかい。でもオバさんってのは、別に年で言ってるワケじゃないですよ。あのズケズケしたトコが、そんなカンジなんです 』


 そんな軽口を叩きながら輝の機体は格納口に滑り込み、ゆったりと ・ しかし素早く停止した。走り寄って来る整備員に後を任せ、並んで静止したVF-1Sに足を運ぶ。全機帰艦報告の通信を終えて降りてきたフォッカーと、2人で互いの機体を見比べた。

訓練後の整備の為にライトで照らされた白い機体は光を弾き、黄と赤のラインが各々よく映えた。

「 宇宙空間だと目立たないが、大気下だとパーソナル・カラーは狙われる。気を付けろよ 」
「 なら何で、色塗るんですか 」
「 格好いいからさ ―― ってのはジョーダンだ。味方を鼓舞し、敵を引き付ける。俺のように相手から “ The blonde skullブロンド・スカル ” と恐れられるようになれば、立派なエースだ 」
「 ホントにそんな風に、呼ばれてたんですかぁ? 第一、ドクロに髪は無いんじゃないかなぁ 」
「 先輩の言う事を、いちいち疑うな。まぁ金を塗る訳にイカンから、今は黄色にしたがな 」
「 なら俺は、赤い閃光だな 」


 輝のバルキリーは、元はフォッカーのVF-1Sに不備があった際の予備機だった。しかし「俺に予備機なんぞ、要らんだろう」と豪語し、いち早く才能を見抜いて見込んでいた ・ 後にエースとなる一条輝に譲ったのだ ―― というのが輝のVF-1Jに関する複数の逸話の中で、最も好まれている。

 しかし実際は機種転換に伴って新たな機体が用意された故に、可愛い弟分に譲ったのが事実だった。フォッカーは自信家で豪胆な人物像で後世に語り継がれているが、実際の彼は殊こういう部分では冷静で無謀を嫌う男だった。だからこれは “ 永遠のAce ロイ・フォッカー ” の数ある伝説を彩る、脚色話のひとつである。


 彼が一条輝に特別に目を掛けているのは、誰から見ても一目瞭然だった。だが既にバルキリー隊の大隊長としての力量と、統合戦争時代に打ち立てた戦歴を認められていた男に反発する者は、勇者ぞろいのパイロット等の中では皆無だ。

「 今日はきっちり、停止線で停めましたよ。昼メシ、先輩のオゴリです 」
「 バカヤロ。見ろ、コレ。俺の方が、線ピッタリだ 」
「 ピッタリって一体、線の前ですが後ろですか 」
「 真ん中だ 」
「 それを先に言って下さいよ! 手前で停めちまった 」
「 車に乗るようになったら、そうしろ。点数稼ぎたい警察官に、違反料ボッタクられるからな 」


バルキリーから降りて、仲良く歩いているとこネタ

nyao*

フォ「お前、相変わらずだな」  ひ「ほっといて下さい」

なーんて、言ってたりして


 輝がシャワーを浴びて食堂に行くと、先にテーブルに着いていたフォッカーが手を挙げた。その向こうにいる女性を見ればご遠慮したかったが、先輩に呼ばれては仕方ない。

「 輝、遅いぞ。シャワー浴びるのに何十分掛かってるんだ、女みたいに 」
「 何十分も掛かってないでしょ、大袈裟な。大隊長と違って、こっちは物凄い順番待ちなんです 」
「 フォッカー少佐。そういう風に女性を引き合いに出すのは、お止しになって下さい 」
「 そうよ、ロイ。女が長くシャワーを浴びるのは、男の為って分かってるクセに 」
「 クローディアったら、茶化さないで 」
「 はい、はい 」


 このおカタイ女性は、早瀬中尉 ―― あの・ ・、オバさんだ。仕事中に何かと言えば「周りに合わせて」とか「きちんと指示を聞いて」と言われ、休憩中でもこんな風にフォッカーにすら言う。士官学校首席卒業だと噂で聞いたが、だからこんなにツンツンしてエラそうなのだろうか?

輝が食事をトレーに盛って戻ると、一足先に食べていた女性陣が席を立って帰って行った。

「 早瀬中尉は士官学校首席だって聞きましたけど、それって そんなにスゴイ事なんです? 」
「 かなり、な。そもそも宇宙軍の士官学校は一部の支部にしか無かった上に、1期ごとの人数も少ない 」

 フォッカーの話では入学する自体、大変な事らしい。受験資格はただ年齢や健康体である事など、軍人としては当たり前に求められる要件だけである。だが受験者の大半は、軍の在籍者が上官の推薦を受けてだった。宇宙軍の設立を心待ちにしていた若者も、そこへ自分の部隊から送り込むのに躍起になる年長者も大勢いたのである。

 もちろん軍籍にあるからと言って、受験科目が免除されるでも、点数が水増しされる訳でもない。だが試験内容は軍事に関する事柄も多く、先に受験した者からの情報も軍内で組織的に流れている。即戦力を求める宇宙軍への登竜門に、彼等は一般に比べて断然に有利であった。

一見公平そうに見える試験だが、実際には非常に不公平な競争だったのだ。


「 お前、考えてみろ。男も女も、全く同じ条件なんだぞ。ペーパーだけじゃなく、体力テストまで 」
「 体力テストまで? いくら運動神経がよくても、女の人には不利ですね 」
「 入学後もな。宿舎や課目によっては男女別だが、順位付けは一緒だ。しかも士官だから、宇宙軍でも陸海空、一通りの学科と実地訓練がある 」

 すると早瀬中尉も、あの匍匐前進をしたのだろうか? ―― 輝は入隊後に受けた「俺、パイロットなんだけど」な訓練を思い出し、心底驚いた。女性なんて見掛けなかったし、大の男でも堪らず辞めていった者も多い。若い男の自分だって打撲や擦り傷だらけになり、体の悲鳴で眠れない夜もあった。

「 首席って事は実地も含め、全科目1ケタ順位にいないと無理だろう 」
「 一体、何教科あるんです? 」
「 それは知らんなぁ。でも全てにデキル奴は、どこにでもいる。優秀者揃いの士官学校でも、飛び抜けた者は当然いたろう。それを押さえて、首席だ。きっと才能だけじゃなく、努力も並大抵ではなかったと思う 」
「 何でそんなに頑張れるんでしょうね、早瀬中尉も他の人も 」
「 それは人それぞれだろうがな。エリートってのは、大変なものだぞ。人の上に立つ事には慣れてるが、自分にも他人にも負けるのは慣れてない 」
「 先輩、エリートでもないのに詳しいですね 」
「 確かに俺はエリートじゃないが、下積みから実績でここまで出世したぞ。少しは敬え 」
「 もちろん俺、尊敬してますよ。エリートなんて面倒で、ご免です 」
「 安心しろ。お前も俺と同じ、立派な下積みだ。高待遇でない代わりに、面倒も無い。推薦を受けた者達は、上官や部署のメンツ等しがらみもあるだろう。狭い士官学校の中は、熾烈な競争社会だったろうよ 」

「 だから早瀬中尉、あんな気ぃ強くなっちまったんですね 」
「 お前なぁ ・・。少しは労わりってモンを持て。女の心と体は、戦う為に出来てないんだ 」
「 普通の女の子なら、俺だって労わりますよ。でもあの人にそんなコトしたら、“ 私のコト、馬鹿にしてるの !? ” って怒鳴られそうだ 」

 自分のような一介のパイロットに、彼女はきっと助けられたくないに違いない。しかし確かに早瀬未沙はスゴイ人らしい、という事が分かった。そんな競争の世界で「提督の娘」などという肩書は、もしかすると色眼鏡にしかならなかったかも知れない。あのプライドの高そうな女性にとって、単なる重い枷だったのでは ――

 輝はライスのお代わりをよそいながら、そんな珍しく勘のよい事を考えた ―― マクロスの飯って、お代わり自由ってのがイイよな …… 。 ← でも結局、こんなヤツ


「 俺の後輩でありながら、女性にコレとは。お前にも、少し女の扱いを教えてやらんとなぁ … 」
「 先輩のご紹介は、要らないですよ。もう、こりごりだ 」
「 自分の不甲斐なさを棚に上げるな 」

 以前フォッカーに紹介された女の子。同い年の可愛い子だったが、初めてのデートに上手く話などできない。何とか会話を繋ごうと頑張ってした、得意の話。それがマズかったのか、輝自身が好みでなかったのか。それ以降は彼女からの連絡も無く、会う事は2度となかった。

正直に言えば、その経験も輝の恋愛に関する自信の無さに繋がっている。


「 お前そんなんで、あの子とちゃんと付き合えてるのか? 」
「 訓練 ・ 訓練で、会うヒマも無いです! 」
「 彼女も、イロイロ忙しそうだしな … 」

 可愛い後輩は、中華飯店の看板娘に現在アタック中だ。テレ屋で飛行機バカの輝にしては、まずまずの頑張りと言えるだろう。でもその彼女は別の男と街中を歩いているのを時々見掛け、いつも違う相手で大分モテるようだ。

 輝も悪いセンではないと思うが、若い女の子が好む異性ではない。自分を良く見せるスキルが無い素直さで、むしろ同性や年長者に可愛がられるタイプだ。

 反してあの子くらいの年齢では、年上の小奇麗で優しい ―― つまり女の扱いに慣れた、恋愛スキルの高い男に憧れる。残念ながら輝のおままごとみたいな片恋は当分続くだろう、というのがフォッカーの見立てであった。

「 にしてもお前、早瀬中尉への態度が悪過ぎだろう。相手は上官で、年上だ。きちんと応対するのが常識だ 」
「 なんかカチンと来るんですよ、あの人。決まり事とかウルさいし、品位なんて言うし 」
「 早瀬はただ “ 決まりだから ” 守れ、と言ってる訳じゃない。ルールから外れると誰が困るか、あいつはブリッジという立場上、よく解ってるんだ。信号だってそうだろう? 青だからと安心して渡ったのに、車が走って来たらどうする 」
「 俺だって、赤には突っ込みませんよ。誰かに迷惑掛けるって知ってるなら、そう言えばいいんだ 」
「 お前みたく上官に逆らうヤツ、普通はいないからな。軍隊は命令だ。命令に理由など添えん 」


 フォッカーはコーヒーを飲みながら、まだ口一杯に頬張っている輝を見た。幼さの残る面立ちに、そこそこの背丈だが成熟しきれていない体。しかし入隊した以上、きちんとした大人の常識を身に付けさせねばならない。

「 それに、品位と言うのもな。今、市民の軍に対する目は複雑だ。俺達の一挙一投足が見られていると言って、過言でない 」
「 大袈裟だなぁ 」

 輝はそう言って「面倒だから」と食前に汲んでおいた、冷めた食後のコーヒーに手を伸ばした。彼の父親は飛行機以外には無精で、食べ物は全く味に頓着しない男だった。しかしコーヒーだけは豆からひいて落とし、本番後に必ずチーム・メンバーに振る舞ったのだ。上手くいった時もいかない時も、安らぐ香りが無言でチームをひとつにしていた気がする。その息子は、ちゃんと父親のコーヒー好きを受け継いだようだ ―― 残念ながら部分的に、ではあるが。


 のん気な様子で飲んでいる輝を見て、フォッカーは小さく溜息を吐いた。まだまだ訓練に気持ちが一杯で、街に出る機会もほとんどないから知らないのだろう。復興に前向きに取り組んでいるように見える市民たちの中にも、現状に至った理由を求める気持ちと憤りがあるのを。異星人の存在を知っていながら隠してきた軍に対する不信と、頼らなければ生きていけないという気持ちがせめぎ合っているのを。

「 まぁ、いいさ。お前もいずれ分かるだろう 」
「 何がです? 」
「 色々、だ ―― それより、バルキリーの乗り心地はどうだ 」
「 オーバーテクノロジーって、スゴイですね。こんな技術、どうして俺達に内緒にしてたんだか 」
「 当然だろう。それが統合軍の圧倒的な軍事的優位を、守っていたんだから 」
「 兵器なんかで独占しないで公平に活用すれば、争いの理由も無くなるかも知れないのに。バカバカしい 」
「 終わってみればそんなモンだろうが、やってる最中は誰もが勝つ事に執着するのさ。こう言うと語弊があるかも知れんが、歴史的に見ても戦争が科学を飛躍させてきたのは証明されている 」
「 また先輩、小難しいコトを。どんな理由を付けても、やっぱりオカシイ物はオカシイです 」
「 だが実際、バルキリーの性能は凄いだろう。統合戦争が無ければ、あそこまで技術応用も進まんかった 」
「 でも操縦してて、面白くないな。デキ過ぎですよ 」


 輝からすればバルキリーは、「マニュアル車が好きな者が、オートマティック車を運転する」ようなものだ。自分の腕ひとつで微妙な動きをかける幅シロも、空間を読み取る余地も格段に減る。

「 そういう事は、もっと射撃の腕を上げてから言え。どうして自動照準があるのに、当たらないんだ 」
「 撃つの、好きじゃないんです 」
「 甘い事ばかり言ってると、やられるぞ 」
「 分かってます。もう俺も、軍人ですから 」


 輝に軍人は、向かないかも知れない ―― フォッカーはそう分かっていても、軍に誘わずにはいられなかった。親の庇護が無い輝が生きてゆくには仕事が必要だが、マクロスでエア・レースは無い。地球に戻ったとしても、ファン・レーサーはもう飛べないだろう。

 恩人の息子で、大事な弟分。進宙式に招待した責任もあるし、少佐になった自分が養ってやれない事も無い。

いや、そうじゃない ――

「 お前とまた一緒に飛べて、俺は嬉しいよ 」
「 俺も今度こそ先輩を抜けると思うと、嬉しいです。ガキじゃ、てんで敵わなかったですから 」
「 お前が ちまっこいエア・レースで英雄ぶってる頃、俺はバルキリーでどんどん引き離してたがな 」
「 英雄ぶってなんかいませんよ。先輩、試作品の頃からテスト・パイロットで乗ってたんでしょ? ならスタートから有利なんだから、威張らないで下さい 」
「 生意気な奴だな。あの頃は今みたく、ご丁寧に作られてなかったんだ。今のパイロットの “ 至れり尽せり ” はだな、全て俺の汗水から作られたんだぞ 」
「 メシの後で そういうの、キモチ悪くなります。 それにしても、テスト・パイロットかぁ … 。自分の飛行がマシンに活かされるって、いいですねぇ 」
「 トップ・エースにしか与えられん、名誉ある任務さ ―― 命掛けの 」

 それから2人はバルキリーの開発話やエース・パイロットの定義で盛り上がり、艦内放送で部署に戻るよう呼び出しされるまで話し込んだ。


 こんな風に師弟の短い蜜月は過ぎ去り、輝はエース・パイロットと称されるようになって。宇宙大戦は終結し、月日は流れ ――


ぴん ぽん ぱん ぽーん!

一条少佐 一条少佐。 至急、移民準備室までお戻り下さい


「 ヤベ。つい長く話しちまった。お前、大丈夫か? 」
「 ええ。僕は夜勤明けですから、あとは帰るだけです 」
「 ええー、そうなの? それ先に言えよ。お前がのんびりしてるから、俺つい時間気にしなかった 」
「 すみません。隊長は昼休憩でしたもんね。でも今日は貴重なお話を聞けて、よかったです 」
「 だろ? きっとお前なら、喜ぶと思ってさ 」

 食堂で会った後輩とテスト・パイロットの面白さやバルキリーのカスタマイズの話をしていたら、随分と昼休みを過ぎていたらしい。相手が余りに熱心に聴くものだから、つい度を外して応えてしまった。


「 メガ・ロード乗員選抜、頑張れよ。じゃ! 」
「 あのっ! 僕、隊長みたいにエースになります! それで、いつかきっと隊長に追い着きます! 」
「 ああ、待ってる ―― ずっと前の隊長に、俺もそう言ったんだ 」

 頬を紅潮させ、瞳をキラキラと輝かせる少年。こんな者達を、今まで何人も見てきた。切り拓かれた空路を追うから、安心して飛べる。先を行く後ろ姿に、自分の未来を夢見る。いつか彼等と並んで飛ぶ日が、きっと来るだろう。「まだまだ負けるか」とも思うし、楽しみでもある ―― フォッカー先輩。先輩も、こんな風に思っていたんですか?

 コイツは確か16・7歳だったか ―― あの頃の自分と重ねて亡き人の心境に想いを馳せるのは、多少なりとも彼に近付けたと言っていいのだろう。


ぴん ぽん ぱ ――

一条少佐っ! いつまで油を売ってるの? 早く来なさい!


なにも基地内放送で ・・・ と輝を含め、聞いた全員が思ったに違いない。

「 未沙だ …… 」
「 えっと ・・・ 隊長こそ、大丈夫ですか? 」
「 聞くな。ほぼ、大丈夫じゃない 」

「 護衛隊長就任、おめでとうございます。僕の選抜結果、来たらご連絡します! 」
「 おう! ―― お先、行ってるよ 」


あなたは今でも、俺の前を飛んでいる。
永遠に追い越せない人 ―― 先輩なんだ。


おわり

あとがき
イラスト用にちょっと書くつもりだったのに、どうしてこんなに長く … 。と言う事で、書いている内にテーマからズレて未沙の士官学校妄想をお披露目してしまいました。士官学校についてのアレコレは、何も調べもしない全くの想像です。小説「早瀬未沙 白い追憶」でマシンガン持ってる未沙が、私の想像を掻き立てます。未沙は超優秀という事に、是非したい。

おわび
UP当初、マシンガン未沙の「挿絵」と書きましたが、確認したら文章のみでした。ずっと自分の妄想を、絵が実在しているとカン違いしていたようです (._.) 「ごめんなさい」

イラスト
前SSに引き続き、GIFアニメーションです。凝って描くと疲労困憊するので、輝の頭のフォルムとテカリに一球入魂。無駄にカッコつけさせてもみました

バルキリー
宇宙空間で「ギーーン」と音がするのか、入隊したての輝がバルキリーを操縦するとどうなのか、バルキリーのカラーは宇宙では目立たないのか ・・・ 等々ツッ込み処は多数でしょうが、無知で拙い妄想にご了承を。

輝のバルキリーがパーソナル・カラーな理由については
  • 軍がVF-1Aからの機種転換を行っていたため、たまたまVF-1Jが与えられたという説(小説版あとがき)
  • ロイ・フォッカーが可愛い後輩のために便宜を図った説(小説版あとがき)
  • ロイ・フォッカー・スペシャル(VF-1S)に不備があった際のフォッカーの予備機として用意されていたVF-1Jを、個人的な縁があった後輩である輝に与えた説(ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1 バルキリー)

でも本当は「主人公だからじゃない?」が、私の正直な意見です。

NEXT 「愛しきマクロス野郎たち ~バカなヤツら~」
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 Comment 

Re: 「MACROSS:THE DESIGN@PARCO に行ってきました」様 

こんにちは! コメント投稿不能、申し訳ありません。散々書いて最後に送れない上に、消えてしまうから始末が悪い。何度か試みて下さったそうで、折角のコメを消してしまいすみませんでした (._.)

e-402マクロス初イベント
参戦、おめでとうございますv-306  「やさしさ~」幻の輝未沙キス、ご覧になるとは羨やまし~~! 私の近くて今あったら、絶対見に行くのに…。ありゃりゃ、ミンメイも一緒に描かれていたとは鬼畜な…。幻のセリフ、等もあったのでしょうか? 『未沙がひっくりかえしたミンメイのポスター』とは、オ・チャ・メ!(笑) 素敵な情報を、ありがとうございました。

生美樹本氏
ラッキーでしたね♪ コドモ1号2号、グッジョブ e-287 でも『なんでおっちゃんと握手せなあかんの~』とは、「ホンマはママがやりたいわい!」でしょうか。私は河森氏だったら、飛んでいってしまうかも…。

原画展、そちらにも行くといいですね。子供という隠れ蓑がなくても開き直って、ぜひ1人で心置きなく行かれるのをオススメします。私は天神氏画を傍らに置き、時々ニヤニヤしながらブログを書いてます。

7日アニマックスで「マクロス」
子供「おかあさん マクロスだって~(笑)」とは、平和ですね。ウチでは茶の間に不自然な沈黙が流れる気がするのは、私の引け目が感じさせる幻覚でしょうか…? 時々つい、シェリルの歌を口ずさみそうになります。ご家族でイベント参加とは、もしかしてマクロス・オープンでしょうか? ご主人も7やFって、コンセンサスを得られそうですね。ウチのオットは「ア~ニ~メ~?」な感じなんですよ…。

私は愛・おぼ後CSを解約予定ですが、他作品が見られなくて残念です。各作品が2時間程度でまとまってるのは、楽に把握できていいなと。

フォッカー先輩
マクロス・ゼロにかなり登場しますが、美樹本氏キャラ・デザに関わらずバタくさいアメリカンな感じで、私には違和感でした。しかもクローディア以外の女性に純愛しているし。バサラも初代イメージをマクロスに持っていると、越えるには少々高いハードルですよね。

初期の輝、可愛かったですよね
特にフォッカーと一緒だとカワユく、口が達者て小ナマイキな感じがしました。先輩を失くしたから彼は急に成長したのだろうと思いますが、きっとフォッカーも輝に色々と教えていたんだろうなぁ、これからも教えたかったんだろうなぁ、と。この辺をFIRSTで描いて欲しいですネ。

GIFアニメ
『二人の「BON」笑ってしまいました』ありがとうございます (^^ゞ 「フサフサした毛の犬が濡れた時」をイメージしました。アレはネタですが、実際の輝の頭はどうなっていたんでしょうね。

未沙ちゃん なにも基地内放送で ・・・
この頃には携帯電話もあるんですが…。色々と彼女、カッ飛ばしているようです。

では、また月曜に~

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拍手コメ「まんまる輝可愛かったです\(^o^)/」様 

拍手andコメントを頂き、ありがとうございました。もしかすると、記事コメントの投稿が出来なかったでしょうか? レスしようとしたら消えてしまったので気付きましたが、同様の状況があったなら、お手数をお掛けして申し訳ありませんでした e-443

まんまる未沙も出して恋愛RPGゲーム
いいですねぇ e-266 他にギャル・ゲーなんてのは、いかがでしょう  もちろんオトスのは未沙だけですが♪ それこそ「パイロットの落とし方」で、輝にベタベタ・ラブ・ストーリーしてもらう。

動画ヨカッたですよ
ありがとうございます (^.^) GIFアニメは高度そうに見えますよね。でも私の場合の実際は、コピって切って貼って回して反転して ―― なカンジで、お手軽ですよ。

TV版フォッカーの最期
TV版小説で描かれている彼は「戦いに憑かれた」感じで、若くして…というのが見えていたキャラな気はしました。でも先輩を失ったのは、非常に残念でしたよね。輝と先輩後輩しているのをもっと見たかったです。そんな想いで書いたSSであります。

クローディアにボコボコにされる
どうでしょう(笑)。フォッカーが入院したら、確かにナースにチョッカイ出すかな? 私の中で彼は「本当は真面目で、結構お育ちよい人」のイメージなので、女性を立てる意図な感じではありますが。

ク「あら、失礼。イイトコ、お邪魔しちゃったかしら」
フォ「オイオイ。少しは妬くとか、してくれないか」

超余裕のクローディアに、こんな感じに甘えそう。ウチの各カップルは出し方は違いますが、甘えん坊(輝、ミリア、フォッカー、カムジン)が基本仕様のようです。では~
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