QLOOKアクセス解析

白い薔薇によせて



いらしゃいませ。現在の閲覧者  名さま

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


拍手ボタン

「SS (二次創作小説)」
空白の二年間

輝の月読 ‐ つくよみ ‐ 日記 ~ 水無月 ~

 アボロ編、第1話です。パーメモの「空白の二年間」によると、輝は月面アポロ基地に6ヶ月間行っていたそうです。2011年5月中旬から11月初旬の6ヶ月弱という私設定で描いてみました。パーメモで輝が隊員達に指示棒を片手に話しているイラストがあり、そんな場面も入れております。長いSSですみません

 大戦終結から2ヶ月が経ち、地球はゼントラーディ軍の襲来に備えて軍備の再建を図った。ブリタイ艦など比較的ダメ―ジが少ない戦艦の修復を開始したのだ。宇宙艦隊として行動可能までに少なくとも1年と見積もられ、その間はパトロール隊を組織して警戒を怠らない必要があった。

月面アポロ基地にスーパー・バルキリー6個大隊が送り込まれ、アポロを拠点として太陽系内パトロールが開始された。輝もまた一個大隊を任されて、6ヶ月間のアポロ転属を命じられたのである。


未沙と離れた期間は、輝にどんな影響を与えたのでしょう。
2012.4.3 UP


 約4か月ぶりの宇宙は ―― つまらなかった。漆黒の中に瞬たく星々は確かに美しいのだろうが、一条輝には何の感慨も呼び起こさなかった。変化に乏しい視界も、エンジンのみが発する振動も、何もかもが物足りない。さりとて与えられて間もない宿舎や目新しい街にも、何の興味も湧かなかった。


「 一条大尉。地球におけるガウォーク形態の利点は理解できますが、宇宙空間ではどのように活用すれば宜しいでしょうか? 」

 ここでの楽しみを挙げるならば、隊員達とのこうしたやり取りだろうか? アポロのパトロール隊員達は志が高くて意欲的だ。輝が新参者だとか年若い事などに囚われれず、ゼントラーディとの戦闘を経験した先達せんだつとして接してくる。

 月面アポロ基地は宇宙時代の幕開け的存在で、また銀河への窓口と言えた。軍部でも優秀な者や、宇宙工学分野等で実績を挙げた研究グループのような、選抜された者達が大半だ。ボドル・ザーの攻撃直後から、援軍や敵討ちと称して地球に戻る者は多かった。その中には来るであろう敵に対して楯となるなる覚悟が無い者も含まれていた。

 故に今現在アポロに残っている者は優秀でやる気はあるが、自分の意向を貫き通せる地位も権力もない若者が多かった。地球にいる大切な人々を思う余り、道理をわきまえずに無謀な行いをする客気かっきもない、言葉は悪いが「扱いやすい」者達だ。アポロ帰りのエリート等のような面倒な相手を想像していた輝には、或る意味拍子抜けだった。


「 君達も知っているように、ガウォーク形態はホバリングによる低空低速飛行が可能だ。ゆえに地表の探査や、市街地の移動、狭小地での離着陸に使用する 」

 救助活動は衛星からの生体反応やシェルターの登録情報を元に行っていたが、それは位置が分かるだけで、現地では肉眼で探さなくてはならない。また建物の陰に身を潜めながら不整地を移動出来るガウォークは、市街戦に欠かせなかった。

「 バトロイドより高速で移動でき、肉眼による視界も確保されている。またファイター ・ バトロイド両形態へシフトしやすいから、敵の攻撃に備えながらレーダーが無効なポイントを移動する時に使う。宇宙空間はそういう宙域が結構あるぞ。ファイターのように安定した飛行を維持しながら有効射程圏はより広く、ガンポットも使用も可能だ 」

 輝の説明をエリート隊員達が熱心に頷きながら聞き、懸命にメモをとってゆく。マクロス時代にパイロット仲間とコーラ片手に格納庫前談義に興じたお陰で、輝にしては洗練された言葉遣いで弁舌滑らかだった。

「 逆進も出来るから弾や障害物を避けて急制止したり、照準を定めたまま間合いを維持して戦闘が続けられる。後ろを取られても急制動で敵機にオーバーシュートさせて形勢逆転を図れる。つまりファイターの機動性とバトロイドの攻撃力を併せ持つ、突入に適した形態だ 」
相手機を追い抜いて後ろを獲られてしまう、致命的な状態

 マクロスで宇宙戦を経験した後に、地球で空中戦 ・ 地上戦を経験した一条輝。彼の説明は実戦場面をイメージさせながら、専門知識に裏付けられた理屈も交える、非常に説得力がある物だった。知識や軍歴はあっても宇宙での実戦経験がない不安があったアポロのパイロット達にとって、彼は非常に信頼できる教官で尊敬できる隊長だった。

「 だから対戦艦戦で用いる 」

 “ 戦艦 ” の言葉に、隊員達は一気に熱を上げる。総攻撃の際に地球を取り巻いた巨大戦艦を思い浮かべ、あれを制圧する自分を想像すれば、否が応でも戦士の血が騒いだ。こうしてミーティングの締めは輝に乞うて、彼が経験した様々な戦闘の話になって終わるのだ。

「 最も効果的な攻撃は、個人技じゃない。チームにより挙げられるのを、実績が裏付けている 」

 輝は作戦板を指示棒で示しながら、自分の経験を交えて説明してゆく。スカル小隊時代にマックスや柿崎と毎日のように新しい技や戦術を話していた頃を思い出しながら、数々の戦闘を話していった。そうしていると戦場に身を置いていた時の、心地良い緊張感と高揚した気分が甦ってくる。隊員達は目を輝かせてそんな彼の話を聞き、いつか来たるべき戦闘への意欲を掻き立てられるのだ。

「 ジーナス隊長とゼントラ奥さんは神業って聞きましたが、他の隊員が付いて行けるんですか? 」
「 ありゃ、俺達と一緒に考えない方がいいな。チームよりペアが最強って2人だ 」


アポロ旧ブロックの通路
 輝の月読 ‐ つくよみ ‐ 日記 ~ 水無月 ~ 


 ミーティング・ルームを出て長く狭い通路を歩いて行く内に、気持ちが徐々に引いてくる。アポロ基地は人類初の宇宙ステーションで、元は宇宙空間の情報収集や実験が主な目的として建てられた研究施設だ。軍事的重要性がグンと増したのを契機に増改築を繰り返し、内部は迷路のような様相を呈していた。初期の部分は狭くて暗い上に空調が不十分で、淀んで気が滅入る。

 退勤後にシャワーを浴びて食堂で仲間と夕食を摂った輝が宿舎に戻れば、ガラーンとした自室と無為な時間が待っていた。他の隊員達の部屋は趣味の物や家族の写真等で狭い空間が一杯で、彼等には居心地良い場所が輝には落ち着かなかった。アポロは人口も娯楽も少ない所で、家族や恋人等と連絡を取ったり、好きな物を送ってもらい趣味に没頭する位しかない環境だった。退勤後や休日は大勢が数少ない通信室に殺到するが、そんな相手がいない輝は時間をただ持て余すだけ。


  ( あー、ヒマ・ヒマ・ヒマ )

 アポロのTV放送は基地からのお知らせ以外、全て地球の録画番組だ。TVを点けると歌番組がやっていた。最近は若い男の子のグループが流行りらしくて、女性客の悲鳴のような歓声に「こんなヤツらのドコがいいんだか」と輝はボヤいた。地球に居た当初はラジオだけだったし、TVが再開されてからも見る暇などなかった。ゆっくり観賞できる今、しかし輝は嬉しく思う事が出来ない。

『 じゃあ、地球縦断ツアー中のミンメイちゃんと、中継いってみよー! 』
『 みなさん、こんばんわぁ! リン・ミンメイで~す 』

 ベッドに寝転がって聞き流していた輝は、バッと起き上がってTVに飛び付きボリュームを上げる。

「 ミンメイ! 」
『 ミンメイちゃん。現地の様子はどうですかぁ? 』
『 撤去作業が済んで、これから住居を建てるそうです。だからまだ住人の皆さんは、地域毎にキャンプを組んで生活されています 』

 意外にも地球攻撃前のコミュニティーは健在で、家族や近所等の旧知の集団で生活を続けられる者は多かった。宇宙からの攻撃は、生と死を大雑把に分けたのだ。ボドル・ザーの包囲が薄かった地域や、最新式のシェルターにいち早く避難していた都市等。運や事前準備の条件に恵まれて生き残った地球人は、約100万人いた。

『 今日はたくさんの人達が、私のコンサートに来てくれました。少しインタビューしてみますね。えっと ―― じゃあ、そこのお団子ヘアーが可愛い女の子 』
『 あ、あたしっ !? 』
『 そうそう。緊張しちゃってる? 』

頷くだけの10歳位の女の子の肩をミンメイは抱いて、ニコニコしながら画面の下の方を指さす。

『 ダイジョーブ! ほら、モニター見て。とっても可愛く映ってるわ 』
『 う、うん …… 』
『 私の髪をマネしてくれたのね? ありがとう! あなたにも、すごく似合ってる 』
『 あ、あの! 小白竜シャオパイロン、とっても面白かった、です 』
『 ありがと。ならソレ、歌っちゃおっかな! 』
―― オイオイ、ミンメイちゃん。困るよ
『 ん、いいじゃない! けちなんだから 』

 画面の隅でディレクターらしき男とカイフンが話すのが見え、間もなく中華風の前奏が流れ出した。住民達から歓声が上がり、ミンメイは先程の女の子と手を取り合って喜ぶ。


♪ 希望の光よ Messiahメサイア ‐ 救世主 -


 舞台もスポットライトもない、更地を背にして中継用のライトの中で歌うミンメイ。それでも彼女は眩しかった。住民も一緒に声を合わせて歌い一体となった様は、このTVを見ている他の地域の人々にもきっと力を与える事だろう。

「 ミンメイ。君はスゴイよ、本当に …… 」

 輝はくすぶっている自分が恥ずかしいし、情けなくも思う。役に立つ事を何かをしたいが、しかしそれが何なのかが分からない。宇宙空間の決まったルートをただ飛ぶだけの、何の変哲もなパトロール業務。言葉による説明だけでは限界がある、イメージ・トレーニング。単なる経験談になりがちに思える、ミーティング。単調で変化の無い毎日の繰り返しは、日々戦いに身を置いてきた輝には不安だった。

平和の為にやってきたはずが、いざ戦闘が無くなった日々に自分が何を望んでいるか …… ?


『 一条隊長。僕の新しい技、どうです? 』
『 最近のお前の新技、ついて行けないよ。もっとさ、皆がマネできるヤツを考えてくれ 』
『 それじゃあ、敵にもマネできるって事ですよ 』

『 俺があの敵機を引きつけます。訓練の時みたく、後は適当にやって下さい 』
『 例の囮作戦、だな。1S機とスカル・リーダーがエサなんて、贅沢な狩りだぜ 』
『 それ以上の価値がありますよ。指揮官を落とせば、ヤツ等は全員浮足立つ 』
『 それにしても危険な作戦だな。命懸けって言うか、囮役の腕が頼りって言うか 』
『 あのロイ・フォッカーが考えましたからね。“ 悲しき
17歳セブンティーン ”って、ふざけたネーミングも 』
『 17歳と言えば、花のお年頃。そそる囮っぷりを期待してるぜ。おっさんもガンバっからよ 』


 敵を撃ち落とす技を仲間と研究した。どれだけ撃墜したか、声高に数を言い合って自慢した。最適な迎撃ポイントに敵が到達するのを待つ間の、逃げたい気持ちと「早く来い」という興奮のせめぎ合い。ドッグ・ファイトで異常に研ぎ澄まされた知覚と、脳を通さず直結して反射する身体。

  ( 俺は …… 戦いたいのか? )

 輝は自分の中にある渇望を垣間見て、ブルリと身を震わした。いつの間に自分は、こんな思いを抱くようになったのだろう。もしかすると軍人として生きてゆくに、これは必要な感覚なのだろうか …… ?

  ( 先輩 …… )

フォッカーが輝の父との約束にも関わらず戦場から戻ってこなかった気持ちが、今になれば解る気がした。

『 …… 人殺し …… 』

彼に放った言葉が、そのまま自分に返って来る。「違う!」と幾ら否定しても、心がそれを裏切った。

「 少佐 …… 」

 こんな時、彼女ならどうする? こんな気持ち、分かってもらえるのか … ? しかし輝はこの不安を、焦燥を。誰かに聞いてい欲しかったし、早瀬未沙ならば分ってくれる ―― いや、もう彼女しか解ってくれない気がした。


* * *


「 はい。登録番号1でお願いします 」

 翌日輝は、通信受付で手続きを取った。アポロ基地では回線数に制限がある為、私用では家族または親友や恋人など登録した相手となら毎日10分間、週末に30分間話す事が出来る。それ以外の者とは週1度20分間だけ連絡が取れるという規定があった。輝がここに来て既に1ヶ月以上がたったが、未沙とはまだ1度も話していない。今まで公私に渡って交流を持ったが、それは意図せずとも当たり前の事だった。しかし転属してしまえば彼女との接点は皆無で、望んで行動しなくては話す事も出来ないのだ。

上官で異性という彼女と自分との間柄は、一体何なのだろうと今更ながらに臆して連絡がとれずにいた。

「 ん~~。3、かな? 」

 申請書の「登録者との間柄」のチェック欄は、1は配偶者や子供、2は両親や兄弟、3は親戚や親友 ・ 恋人等「家族に準じる」とされる者だった。手続きはすぐに完了し、交換手が未沙の家に繋ぐ。2~3言話した後に受話器を置くと、輝の方へ向き直って言った。

「 では、7番へどうぞ。赤いボタンを押せば通信が開始されます 」
「 ああ、ありがとう 」

 ドアしか付いていない1メートル四方のボックスに入る。コンソールと画面の前にイスしかない殺風景な内部には目もくれず、輝は慌てて通信開始のボタンを押した。

「 未沙! 」
『 本当に輝なの !? ケガとか無いでいた? 』
「 ああ。未沙は? 」
『 ええ …… 元気、よ 』

 通信は音声のみで、映像は数カ月先にならないと利用できないらしい。それでも震える未沙の声に、彼女の気持ちが伝わってくる ―― 泣いている、多分 …… 。それに驚いて困りつつも、自分の無事に涙してくれる人がいる事に喜ぶ気持ちもあった。

『 よかった …… ! 戦闘が無くっ、て。でも、訓練中のケガや事故が、有るか・も、… って思ってた 』
「 心配性だなぁ。万一そんなコトあれば、君の耳にも入るだろ? 」
すんっ …… それは どう、かしら ―― でも隊長クラスの事なら、センターに情報が来る、かも 』
「 留守じゃなくて良かったよ。いつ頃なら家に居る? 」
『 日曜の午前中なら。他は休日出勤が結構あったり、外出しなきゃならない用事があるかも 』
「 忙しそうだね 」
『 そうね ―― でもその位の方が、今の私にはいいみたい 』
「 どうしてさ 」
『 …… 時間があると色々考えちゃいそうで、嫌なのよ 』

 輝はアポロに来る前の未沙の様子を思い出し急に気になったが、彼女は言いたくないようだ。促されて自分が連絡した理由を話す。黙って聞いてくれているだけでも、機械の向こうに未沙の存在を確かに感じていた。

『 そう …… 』
「 君じゃないけど、時間があると色々と考えちゃってさ 」
『 分かるわ 』

 そう未沙に言われただけで、輝はほっとする。しばらく互いに何も発しない時が経過したが、それは彼女が色々と考えてくれている為だろうと思うと、苦痛ではなかった。

『 私が話を聞く分には、あなたが望んでいるのは戦いじゃない気がするの 』
「 え …… ? 」
『 仲間がいる事や、自分を高める事、何かに挑戦する事。そういった当たり前の感覚に思う。ただそれが戦争という体験を通してだった、ってだけ。世が世なら、あなたはそれをレースだったり学校だったり。そんな平和な経験から得たに違いなわ 』

 30分ではそれ以上の話は出来ず、中途半端に終わってしまった。しかし輝は彼女と話した事で、自分の気持ちが上向いているのを感じる。

  ( そうなのか? 俺は別に戦争がしたかった訳じゃ、無かったのか? )

 自分の気持ち全てを語れた訳では無いし、彼女とは立場が違う。何となくしっくりこない気はしたが、それでも納得できる内容だった。


  ( あーあ。もっとちゃんと話したいよ。時間が短過ぎだ )

 未沙とは勤務中も勤務外も ―― と言うか戦後当初は、その境目が無い状態だった ―― 色々な場面で話をして来た。今振り返ればあの頃は、彼女から色々とアドバイスや励ましをいつでももらえる、何と恵まれた環境だったのだろう。そう思えば大戦直後の激務も、単に自分を擦り減らすだけの経験ではなかったと言えた。

 物足りなさを覚えながらも通信室を後にした輝は、まだまだ続く順番待ちの列を見て「俺も来週からこの仲間だなぁ」と何故か嬉しく思いながら、足取り軽く帰って行った。




 帰宅すれば、すぐにでもまた未沙と話したくなって落ち着かない。喉が渇いた時に水分を摂ると、いくら腹がふくれても口が欲しがって止まらなくなる ―― そんな感覚。

『 勉強や前から取り組みたかった課題とか、やってみるといいわ。今は自分の充足期間なんだって思えば、ゆっくりした時の流れも悪くはないものよ 』

 未沙に言われて事を思い出し、「業務絡みなら仕事中に軍の機器が使える」等と考える。輝は急に浮上した思い付きを翌日には同僚に打ち明け、翌々日には上司である大隊長 兼 第1部隊長に相談しに行った。

「 ―― という訳で、この件を一緒に検討した早瀬少佐に相談したいのですが 」
「 分かった。しかし彼女も今やマクロスの顔だ。多忙だろうから上司に ―― ああ、彼女自身がセンターの責任者か。まず俺が早瀬少佐に打診しみてからだ 」
「 よろしくお願いします 」

 輝は飛行機絡みで、年齢が上の者ばかりの大人の世界でやってきた。ただ子供の立場ゆえに甘えが利いただけで、大人同士の付き合いも見知っている。だからその気になれば、それなりの言葉遣いも態度もすぐに身に付けられた。


 廊下を歩いていると第3部隊長である同僚が追いついて来て、並んで話しながら歩く。彼は輝より7歳程年上だったがサバけた気の良い男で、初対面で「敬語なんてヨセや」と言われてすぐに打ち解けた。

「 なあ、一条。昨日の話だが、俺もノルぜ 」
「 そうか! 頼むよ 」

 以前から輝が気になっていた問題が、ここでなら取り組めそうだ。未沙に業務上の相談というのもその件で、それはバルキリー隊の実戦マニュアルと訓練プログラムの策定だった。宇宙軍自体が新しい組織で、ASS‐1(ALIEN STARSHIP-1 後のマクロス)から異星人の情報を或る程度は入手していたが、実戦データーは無かった。

 なので宇宙軍の軍学校や入隊してきた者達は、バルキリーの開発データーや空軍の教本等を寄せ集めたファイルを渡されて、慣れない教官や先輩から教えを受けている状態だった。

「 一条の言う通り、ありゃマニュアルじゃねー。良く言ってガイドラインだ。が、軍出身者しか理解し切れん 」
「 ああ …… 俺も苦労したよ 」

アポロからエリート隊員達が入って来た時、これで輝はかなりやられた。

  『 民間人上がりのド素人が飛行機に慣れてて、たまたま動かせただけ 』
  『 戦闘の機会に恵まれて勲章挙げたモンだから、イイ気になってやがる 』
  『 軍ってのは専門的知識と技術を習得した、高度な組織だって事を分からせてやる 』


 等と言われ、蔑まれたのだ。彼等と話してみれば確かに実感する場面があり、輝は何度も言葉に詰まった。マクロスの者達も確かにエリートだったが、彼等はこんな応対を一切しなかった。それはどんな素人だろうが何とかモノになってくれないと生きて地球に帰れない状況だったせいもあるし、既にエースで大隊長として君臨していたフォッカーの存在が大きかったのだ。


「 マクロスと違ってこんな大規模じゃ、口頭指導は限界だ。マニュアルなら、自分1人で確認できるからな 」
「 軍隊だから皆んなで足並み揃えて、オイッチニしなきゃならんしな 」
「 アレで誰が見ても同じ行動が取れるか? それにパッと見て分からないって、マニュアルじゃないだろ 」
「 だからアレは、マニュアルという名の教科書だって 」

 配布されたファイルはひと通り目を通していたが、意味が分からなくても追及しなかったし、そこに書かれない事は知る由もなかった。それでも輝にはバルキリーの操縦が出来たし、射撃には少々てこずったが戦闘にもすぐ慣れた。しかし自分ひとりで判断出来るレベルまで誰かに教えるとなると、必ず「どうしてこうするのか?」が付いて回る。感覚として知る事を経験が無い者に伝えるというのは、知識がないと難しい事だった。

「 一行の中に分からない言葉が5つも6つもあって、理解に苦労したよなぁ 」
「 マニュアルはまとめみたいなもんだから、裏付けする教科書も必要だな 」

 アポロ組に至らなさを指摘されて、確かに自分は「軍事の素人がたまたま出来ただけ」だったのだと気が付いた。再度読み直し、分からない所は古参の隊員に聞いたり資料室で調べたり。自分の人生であれほどまでに勉強した時期はなかったと、輝は言い切れる。あの激務の最中、必要に迫られて無我夢中だった。

 そんな彼に未沙は目を通すマニュアルの順番や分かりやすい資料を案内したり、内容を補足して解説してくれたりした。プライベートの外出先でもそんな話は尽きなくて、輝と未沙は「パイロットの新しい訓練プログラムが必要」という結論に至っていた。

「 お前が内容、俺が文章化。で、俺っちのダチが図を描くと 」
「 頼むよ。俺、文章作ったり読んだりって苦手でさ。絵なんてもう、小学生以下 」
「 任せとけ。元編集者志望の実力を見せてやるぜ 」

 この同僚は軍人家系の恋人と結婚する為に夢を諦めて入隊し、しかし彼女を大戦で失くしていた。「地球にはもう俺の故郷は無い。でもあそこは俺が愛する者達が眠る墓だ。だから俺はここで墓守りになるよ」と言って、アポロに残った男だった。明るくおちゃらけているようで、実はたくさんの物を背負っている ―― そんな、この時代にはよくいる男だった。


「 あと心強い協力者がいるんだ。彼女ならきっと力になってくれるし、多分マクロス時代の仲間とも上手く橋渡ししてくれると思う 」
「 へぇ~、そりゃあいいな! それにしても女か 」
「 ああ、うん。あ、もしかして知ってるか? 中枢指令センターの早瀬少佐だけど 」
「 早瀬未沙 !? 」

 同僚は未沙より少し年上だが宇宙軍の士官学校卒だから「もしかして ……」と思えば、アタリだったようだ。しかし彼は驚きに目を見張っている ―― そんなにオオゴトか?

「 早瀬って ―― 統合軍トップの早瀬提督の娘の、だよな? 」
「 ああ。おいおい、そんなにビックリする事? 」
「 彼女とお前って、ゼンッゼン結びつかないんだけど 」
「 またソレか。別に普通の人だよ。笑うし泣くしメシ食うし、で 」
「 笑う? 泣く? あの氷の指揮官殿が !? 」

 そんな彼の言葉に今度は輝が驚いて話を聞けば、未沙は同僚が入学した2ヶ月後に来たらしい。6ヶ月と短期の課程で直接の面識はないが、その優秀さと他人を寄せ付けない雰囲気は違うクラスでも目に付いたそうだ。

「 すげーハードなカリキュラムだから脱落者も続出で、卒業率20%の難関だ。そりゃあ誰だって必死の形相にもなる。だけどな、彼女はベツモノだった。とにかく何かにかれたように ―― いや、逃れるようにのめり込んでたカンジだったな 」


煙草


 文学肌の彼が語る当時の早瀬未沙は、輝が知る彼女とは全く違っていた。出会った当時に確かに冷たい印象を時折受けたが、今話に聞く彼女は余りに鋭かった。

「 大人びた顔してたが、多分18にもなってなかったろうよ。周りの人間を拒絶してて、あんなじゃ誰も寄り付かん。優秀者だったし若い女なのもあって陰じゃかなり色々言われてたが、そんな雰囲気に全然堪えもしねーで完全無視だ。美人だから余計にカワイ気なかった 」
「 ・・・・・・ 」
「 あんな若い女の子を何がそんなに駆り立てたか知らねぇが ―― なら今、彼女は幸せなんだな …… 」
「 幸せまで言えるか分からないけど、お前が言う未沙とは全然違う 」
「 おい、おい。オマエ、呼び捨ての関係かよ。ボクちゃんみたいな顔してあの早瀬とは、スミにおけんなぁ? 」
「 ボクちゃんって、一体ダレだよ! それに未沙とは、そんなんじゃない 」
「 指令センター主任の早瀬少佐とは、どこまでいったんでチュカ? 」


  「 早瀬 !? 早瀬って、早瀬未沙のコト ?? 」

 「禁煙なんてクソくらえ」という男の希望で喫煙所にいた2人だが、通り掛かった赤毛の女性士官が同僚の腕を取った。

「 おっと、灰が落ちるじゃねえか ―― ああ? メリッサも早瀬、知ってんのか? 」
「 ええ。養成所で同室だったもの 」
「 え? 彼女、養成所にも行ってんか? 」
「 そうよ。でも准尉任命式をボイコットしちゃって、2年間をパーにしちゃったけど 」
「 そりゃあ、随分と思い切ったコトを …… 」
「 だから仲間内じゃ皆んな、どんな理由があったにしても馬鹿だって言われてたわ 」
「 あの …… すみません。未沙がボイコットって、どんな理由だったんですか? 」

 輝は前に未沙から「中学も卒業せずに~」等と聞いた事があり、気になって口を挟んだ。あの規律を重んじる人がボイコット等とは、通常なら有り得ない話だ。メリッサは輝をジロジロ見ながら、眉をひそめる。「 あなた、誰? 」
「 すみません。パトロール隊第2部隊の一条です 」
「 あなたが !? もっと凄そうな男かと思ったら、こんな …… 」


 輝はよくされる反応には取り合わず、話を先に進める。気が強い性格が伺える彼女の話は自己弁護に満ちており、やや纏まりなかった。要約すれば在籍中の未沙が恋人と母親を立て続けに亡くし、長く悲嘆に暮れていたらしい。父親のコネで入学したまだ幼い彼女は皆の妹分として可愛がれていたので、大勢の者が慰めた。しかしいつまでも落ち込んで以前の明るさも失くしてしまった未沙に、周囲の者達はやがて遠巻きに見ているだけになっていったそうだ。

「 礼儀正しくて頑張り屋の、いい子だったわ。それにキレイな女の子だったし。だから皆んなもドライブや食事に連れ出したりして、可愛がってたの。冗談にコロコロ笑って、明るい子だった 」
「 おい、そりゃ早瀬と別人だ 」
「 ウルサイわね! 黙ってなさいよ。基礎教育も終わらないで入学してきて、体も小さいから実技も追い付かない。そんなあの子に “ いくら閣下の娘だからって、足でまといだから辞めて欲しい ” って裏で言う人もいたけど。本人が真面目で一生懸命だから、そんな声もいつの間にか無くなってた 」
「 なあ、なあ。そんなにイイ子なら、セマる奴もいたんじゃないか? 」

 同僚は輝の方へチラリと目配せしながら、ニヤついた顔で聞く。彼はイイヤツだが、少々お節介でノリの軽い男だった。

「 そういうのは、見掛けなかったわね。あの子に意中のヒトが居るのは皆んな知ってたし、提督の一人娘だし。それに14・5歳って、ちょっと年下過ぎたしね。“ みんなのお嬢ちゃん ” ってカンジ。だから4月の任命式で見た時には驚いたわ! あのおチビさんがスラッとしちゃって、すっかりクール・ビューティーしてるじゃないの。クラス・メイトだった仲間で、スクリーンに釘付けだったわよ。指令センターの早瀬少佐の動向に、皆んな今でも興味津々。ボイコットしたってのに、ダントツ一番の出世頭だしね 」


 それから3人は喫煙所でしばらく話し込み、輝は最近の未沙について語った。上官にも物申すが厚く信頼されており、同僚にも厳しいが頼りにされている事。親友や自分とも出掛け、映画を見たりして過ごす事。真剣に地球の未来を考えて、日々の任務に当たっている事 ―― 。

「 彼女、ちゃんと目標を見つけたのね。良かった …… 。私さ、あの子にちょっとキツイ事言っちゃって、ホントはずっと気になってたの。これで随分気が楽になったわ。教えてくれてアリガト、一条大尉 」
「 いやあ。コッチこそ、どうも 」
「 早速みんなに話して来なきゃ! きっと仲間達、喜ぶわ。んじゃ、バァ~イ! 」

 メリッサは3本目のタバコを灰皿に押し付けると手を振って行ってしまい、輝は「どこの女の人も話し好きは同じだな」等と思いながら、聞いた話を振り返っていた。


  ( 悲しい思い、一杯したんだな )

 “ 鬼の早瀬 ” とは言われていたが、そこにはどこか茶化しが入っていた。マクロスでは、彼女に敵意や非難をあから様に示す者はいなかった。訓練センター時代からの未沙を知っていて、その真摯な姿勢や能力を認めていた者がそういった言動をする輩を抑えていたのだろう。クローディアや仲間の存在が、彼女を変えた事もあったかも知れない。

 それでも未沙はどこか張り詰めた感じを常に持っていたから、その悲しみのカケラはまだ彼女の瞳に刺さっているのだろう。鋭い切っ先を持った割れたガラスは、氷のように温もりで溶かし切れる物ではないらしい。




  『 寂しそうな女、だよなぁ …… 』

 ずっと前に仲間内で談笑中に、同僚の1人がポツリと言った言葉だ。当時の輝は「あんなにイバってて、んなワケないでしょ」等と取り合わなかったが、或る程度の人生経験を積んだ者には未沙がふと気を抜いた瞬間に、ガードされていた心の内が見えたのかも知れない。

 隊員達の間で「女性職員で誰がイイか」等と話題になると、やはりルックスやプロポーションのよい女性が挙げられたが、未沙の名が出る事はほとんど無かった。「早瀬未沙も美人だけど ……」と必ず「けど」が付いて、「キツイ」「笑わない」「近づき難い」等と続いた。人気が高いのはニコニコしていたり愛想がよい、可愛い子だった。


* * *


 輝は軍内の通信室で未沙と話していた。過去の話を聞いた為か、密閉されて薄暗い空間のせいなのか。1週間ぶりの彼女の声は、どこか力無く感じる。輝はアポロ基地で協力できる仲間を見つけた事、正直ヒマで時間を持て余している事、かつての仲間とも協力して取り組みたい事を、少々ボヤキ混じりに説明した。

『 随分と余裕がお有りみたいで、羨ましいですわ 』
「 ソッチは大分お忙しいようで 」
『 本当よ! でも丁度良かったかも 』

 未沙が現在携わっているメインの任務は、首都マクロス・シティを中心とした地球防衛体制の構築だ。組織や連絡系統を整えつつ守備の要となる地域に拠点を築き、人員や施設などを再分配する大掛かりな取り組みだった。彼女は全人員の現状を把握し、異動先の決定に関わる事が出来る立場にあった。もちろんまだ少佐である未沙に決定権がある訳ではないが、実務上の責任者の1人としてかなりの影響力を持っていた。

『 総司令ともご相談して、またこちらから連絡するわ。でもお忙しいようだし、他のメンバーも移動が多くて、検討チームを作るのに少し時間がかかるかも。全員で集まって同じ資料を見ながら話し合う、なんて不可能だから、大まかな内容を挙げて叩き台を作っておいてくれないかしら? 』
「 分かった。でさ、送って欲しい資料があるんだけど 」


 輝が説明する曖昧な内容でも、それらを紹介した未沙にはすぐに通じた。メモしたリストを輝へ伝送し、10秒後には手元に届く。地球 - 月の距離なら、数十枚単位の画像 ・ 文字データーを秒単位で伝送する事が可能だった。

「 そうそう。こういう題名だったな 」
『 それだけだとちょっと弱い部分があるから、他にも追加して送るわ 』
「 頼むよ。それにしても足りないって、よく分かるね。作ろうと思ってる内容、説明したワケでもないのに 」
『 ふふ、まあね。あなたとは色々話したし、今のマニュアルとご要望の資料の内容を照らし合わせれば、大体の見当は付くわ 』
「 いっそ未沙が作れよ。俺も協力するからさ? 」
『 私にパイロットの事が分かる訳ないでしょ? まあ、そちらの内容も参考に、ウチのマニュアルも作るつもりだけど 』


 きっと今、未沙は肩をすくめたハズだ。輝には見えた気がした。話すにつれて怒ったり笑ったりの表情が見える未沙の声に、ホッとした。先に聞いた彼女の変貌は、輝の胸に余りにも痛かったから。

  ( にしても顔が見えないって、やっぱりちょっと物足りないな )

「 未沙がパイロットなら、今頃一緒にパトロールしてんのになぁ …… 」
『 そしたら寄り道なんて絶対禁止ね 』
「 寄り道って、ドコ行くんだよ。お隣の火星さんち? ―― 休みの日もツマンナイんだよ。だから家でゴロゴロ 」
『 あら、こっちに居る時もゴロゴロしてたそうじゃない。マックス君が言ってたわよ 』
「 したくてするのと、他にやる事無いからするのとじゃ、ゴロゴロの充実度が違うんだよ 」
『 ゴロゴロした事ないから分からないけど、世の中には色々な趣味があるのねぇ 』
「 いや、そんな大したモンじゃありませんが …… 」

 未沙のノンキな声に、輝は胸を撫で下ろした。よく見掛ける火星を何の気なく出してしまったが、彼女はあそこに悲しい思い出があるようだった。火星基地から救助した事があったが、今思えば未沙は多分あそこで自ら爆発に飲み込まれる気でいたように思う。

何でそんな ――

『 ごめんなさい? そろそろ私、行かないと 』
「 ああ。忙しい所、サンキュー 」
『 ここは私とあなただけだからいいけど、任務に関する話の時は少し言葉遣いに気を付けてね? アポロでその辺りも勉強してくるといいわ 』
「 はい、申し訳ありません。早瀬少佐 」
『 では一条大尉。ご活躍を期待しております 』
「 でさ。資料と一緒になんか面白いモン、送ってくれない? 」
『 …… りょーかい 』


* * *


 地球と月の間の定期便は週に1度だ。連絡を取った10日後に未沙から資料の大山と、近日創刊されるという地球 - 月面基地間の通信販売カタログ「Galaxy」が数種類送られて来た。輝は早速カタログを見て「へえ~! こんなモンまで」等と大喜びで注文票を書いておく。

「 荷物届いたよ 」
『 足りない物、あったかしら 』
「 あのさぁ。さすが俺のツボを押さえたジャンルだったけど、食い物カタログは無いの? 」
『 …… 食品に関しては衛生上の規制が掛ってて、まだ発行されていないの 』
「 地球だってそりゃあ大したモンないけど、コッチのメシはバサバサしててなぁ …… 」

 月面基地の食料は97%が地球からの輸送に頼っている。残り3%は地球外環境における食料確保の研究所から収穫される、実験的産物だ。輸送や保存に適するように水分量をギリギリでコントロールした飲食物は、やはり味気ない。地球でも貯蔵されていたイモや豆、ゼントラーディの技術由来の合成タンパクが中心の食事だったが、加工された食品が大半のアポロ食よりは輝の口に合っていた。

『 で、資料の事だけど ――
「 えっ、資料? ああ …… ダイジョーブ・ダイジョーブ。あれでバッチリ! 」
『 読んでないのね …… 』
「 あんなに1度に読めるかよ! ヤツ等と回し読みするから、そんな急には無理だぞ 」
『 3人って聞いたから3組用意したけど ―― さては、包みを開いてもいないのね! 』
「 …… イヤ、ちょっと …… そ、の。とにかく! 色々、ありがとう 」

 ヤバ …… 嬉しくて通信室に飛び込んだけど、せめて資料を確認してからにすれば良かったか。う~ん、ちゃんとヤル気はあるんだぞ ―― 気持ち的には、な?

おわり

あとがき

月面アポロ基地の設定
かなり自分の趣味に走っており、書いてて楽しかったー! 大戦直後でまだ技術的にもコスト的にも不十分な為、余り住みよい環境ではありません。そもそも研究好き・宇宙好きなマニアめいた人達が造った場所なので、娯楽施設の必要性が頭に無かったという設定。設備や通信 ・ 食料などの全てが、私の妄想です。宇宙ステーションの情報等を齧ろうと思いましたが、入れ込み過ぎるとSSが進まないので止めました。

メリッサ
小説「白い追憶」で登場する、統合軍極東支部の士官候補生養成所での未沙の同室者です。ライバーに続けて母をも亡くした未沙に発破をかけようとしてやり過ぎ気味だったり、父のコネで入所出来た事をバラしてしまったり、等して良心の痛みを覚えた女性。いつか挽回させつつ反省の言葉も聞きたい、と思っていました。輝が未沙の過去を知る場面と併せて、今回やっと登場させられました。「氷の指揮官殿」や「クール・ビューティー未沙」も出せて、嬉しいです。

輝の仲間
同年代同レベルの友人がマックスだけじゃ、カワイソかろ? と思いまして ―― なのに、まだ しぶとく名前を付けない …… 。後々メガ・ロードで共に旅立つ仲間を、輝はここで作ってゆきます。

迎撃作戦 「悲しき17歳」
小説「TV版 超時空要塞マクロス」で、フォッカーが命名した作戦。敵の指揮官を落とす為に、1人が囮になって敵が喰いついて注意散漫になった所を他の7人で狙う。場合によっては囮が孤立して逆に狙われる可能性もあり、だから「悲しき 17」。

ガウォーク
シャープなデザインがお好きな人には「ダサダサ」とも言われるようですが、可愛いですよね。拳を握り締めて飛ぶ姿がガンバリ屋さんぽかったり、パイロットを地上に降ろす時に頭部を従順に下げる姿勢が大きなペットみたいで好きです。「キテレツだ」、と思う時もありますが。利点や実用例はネット検索での情報やTV映像を流し見して考えましたが、「チト違うだろ」という方はすみません。ここのコメントやご自分のサイトで、その魅力を語って下されば嬉しいです。

NEXT 「水無月の雫」
BACK 「揺れる想い」
スポンサーサイト
拍手ボタン

 Comment 

5/10 拍手鍵コメ様 

初めまして e-68 拍手&初コメをありがとうございます!
再燃仲間が嬉しく、そのお役に立てて光栄です。輝未沙の気持ちやキャラは私の解釈や好みを取り入れてるので、ご覧になった方が「全然チガウだろ!」でないなら安心出来ました。

「変な動きの輝」って
ブロークン・ハートでしょうか? (笑)。彼は大好きですが、未沙に感情移入して?の「輝アカン」コールも好きです  SSを書いていると「オイ、どうすんだコレよ」な言動です … 。

2人の初めての朝
肝ネタです! 私は現時点で2,012年2~3月頃かなぁ?と見当していますが、SSにするとコケそうで怖い … 。このネタに限らず色んな選択肢があり、後で「こうすれば良かった」等とならないよう気長に考えております。

自分ブログ史上第2位の気分低迷から少ぅ~し浮上中でしたが、私なりに力を入れている部分をとても丁寧に読み取って下さっている感じのコメントに私も癒されました~。 今後もどうぞ宜しくお願い致します e-267
コメント投稿覧
レス(お返事)は数日中にさせて頂きます。現在、トラック・バックは受け付けておりません
 公開する場合、コメント下「URL」からリンクが可能になります
 レスを非公開でご希望の場合、その旨とアドレスを記入下さい

 半角英数 設定すると、投稿後に修正・削除が可能です
 管理人のみに表示:  チェックすると、記入内容全てが他の閲覧者には見えません
 ※ 現在、非公開コメントの投稿は可能です
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。