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「SS (二次創作小説)」
超時空要塞マクロス 第二部

第33話 Rainy Night

さて、輝の問題発言。

  「早瀬少佐は一条大尉のこと愛してるんでしょう? 」
  「未沙が僕を? まさか!」

―― 正直、言い訳できませんよ …… 。

PCからの閲覧を推奨: 内容は読めますが、クローディアの回想は画像で装飾しております。

雨雲が立ちこめる空

 素直になれない自分に思い悩む未沙。クローディアはそんな彼女を気遣い、若き日の自分とフォッカーとのことを語って聞かせる。

 そこには輝と未沙と同じように、惹かれ合う未熟な恋人達の姿があった。

2012.3.9 UP


 未沙は食堂で1人お茶を飲みながら、昨日の事を考えていた。駐屯地からマクロスへ戻るまでも帰宅後も、抱き合う輝とミンメイの姿と、自分を睨みつける彼の顔が繰り返し浮かんだ。昨夜は徹夜明けで疲労していたはずなのに、夢とうつつの狭間を漂い、休息できた気がしなかった。

無意識の中で感じた事は思い出せないが、寝起きの涙と気持ちから考えるに、随分と悲観的になっていたようだ。

 自宅だと1人で悪い事ばかりを考え、滅入った気持ちに思考を引きずられそうだった。だから仕事からひと時解放された休憩時間の今、ここで冷静に考えようと未沙は思っていた。


『 急いでね 』

  ( 言わなくたっていいのに、何であんなこと言っちゃたのかしら )

 確かに急ぐべき場面で、輝が最も適任でもあり、彼に追撃を指示した自分の判断に間違いはなかったと思う。しかしあのひと言には、私情が多分に混ざっている自覚があった。自分の目の前で抱き合う2人がお似合いなのが嫌で、輝が人目も気にせずにミンメイを抱き締めたのがショックで。

だからと言って仕事を笠に着て2人を引き離し、嫌味まで言う自分は ――

「 私って、嫌な女 …… 」
「 ここにいたの? 何よ何よ、深刻な顔しちゃって 」


 クローディアが向かいの席に座り、未沙は俯いた ―― 私は今、きっと醜い。

「 分かった。彼と何か、あったのね 」
「 別に …… 」
「 ダメよ、嘘いても。顔にちゃんと書いてある。坊やと上手くいってないのね 」

 任務に私情を挟み、いまだに心を乱している自分が情けない。こんなみっともない私は、自分でだって信じられないし、親友にも知られたくない。

何より昨日から考え過ぎた頭とショックを受けた心を、そっとしておいて欲しかった。


 未沙は「誰からも何も言われたくない」という気持ちを抑えきれず、話を反らす。

「 私に何か? 」
「 いい物が手に入ったから、あげようと思って探してたのよ。どう? 最高級の紅茶よ 」
「 まあ、いいの? こんな貴重なもの 」

 クローディアは総司令付きの立場から、よく色々な物を進呈される。人脈も多く、彼女はそれらを駆使して貴重品を入手できた。無論その為に相手に使われてしまうようなヘマはしないし、そんな事をこのおカタイ親友には説明しないが。

「 ご心配なく。自分の分は、しっかり確保してあるわ。いい時にあげたみたいね 」
「 え …… ? 」
「 もし、坊やと喧嘩中なら。今夜辺り、2人でそれでも飲んで仲直りするのね 」
「 喧嘩なんか、してないわ 」
「 素直が一番よ 」


 アレを喧嘩と言わずして何を言うのだろう。売り言葉に買い言葉。輝との喧嘩はいつも、自分の強がりが原因だ。

クローディアが立ち去っていくのを見送りながら、未沙はため息をついた。

  ( クローディアには、何でもお見通しね )


 親友からもらったチャンスと言葉に助けられ、未沙は輝と穏やかな気持ちで顔を合わせられる気がした。





Side ヴァネッサ

 早瀬少佐ったら休憩から戻った途端にご機嫌って、一体どうしたのかしら。 午前中はゼーンゼン覇気が無かったのに、今は缶なんか見ながらニコニコしちゃって。

  ( そもそも最近の少佐、ちょっとヘンなのよね )


 仕事中の早瀬少佐って、すごくクールなのよ。戦闘指揮は冷静で的確、淀みナシ。難クセつけるおエラ方や、上申しても理解できない頭の固いおじ様方にも、根気よく付き合う。そういう時の少佐は焦りや怒りなんて感情、ないんじゃないかって思う。かと思えば職務怠慢や命令違反には怒鳴ったりして、場合によっては容赦なしよ(最近は少し柔らかくなったケドね)。

 でも普段の少佐は、割と気さくで寛容なの。指令センターは大所帯で無理だけど、マクロスのブリッジ・メンバーでこじんまりとやってた頃は、よく勤務中にみんなでお茶したものよ。仕事の相談をすれば厳しいけど面倒見がいいし、教え方も上手で、 “ 頼りになるお姉様 ” ってカンジ(私の方が年上だけど)。


 たまに一緒に買い物や食事に行くじゃない? 気に入ったり珍しい物が見つかると、「まあ!」って目をクリクリさせるのよ。ウワサ話や流行なんか「キョーミありません」って顔してるけど、実は結構気になるらしいの。私達がしゃべってるとモジモジしながら目も耳も完全にコッチなのが丸分かりなのに、本人は澄ました(つもりの)顔でバレてないって思ってる。 ちょっと世間知らずで おっとり したお嬢様、な感じなのよ。

  ( 本来の少佐って、意外と可愛いのよね )

 ただどんな場合でも、プライベートな感情を出す人ではないの。もしかするとそんな時は、いつも以上に淡々としてて分からないタイプかも。でも最近は仕事に関係ない事で、落ち込んだりイライラしてる感じなのよね。


 あっ、一条大尉だわ。

「 本日も異常ナシ。ハイ、ほーこく書 」


バサッ


…… ちょっとぉ。大尉ったら、投げて寄こすってカンジ悪いんじゃない? あの2人、また喧嘩かしら。

「 輝 …… 」
「 何だ、この間のあれは? もしヤキモチであんなこと言ったんなら、みっともないぞ 」
「 ヤキモチですって … ? 」


 ヤキモチって、ナニよ ~~ (゚∀゚) ~~ !?  面白い  キョ~ミ深いコトになりそうだわっ。聞いてるのバレたらヤバイから後ろは見られないけど、もちろん耳は後ろ向きよ!

「 “ もし ” って言ったろ。おたく に限ってそんなことはないよな。あくまでも仕事熱心だからだ。おたく にとって大事なのは、仕事だけだ 」
「 怒ってるのね、やっぱり …… 」
「 久し振りに会ったんだ。ミンメイと話す時間くらい、くれたっていいじゃないか。可愛くないよ 」


 あっちゃーっ、ミンメイか! それは妬くのも、ムリないわぁ …… 。大尉とさんざん噂になってたし、実際付き合ってたし。にしても大尉ってばミンメイの後に 「可愛くないよ」って、ちょっとキツくない?

―― マズい雰囲気になって来たわ。どうやって避難しようかしら。出口に行くと2人の視界に入っちゃうし。
―― 知らんぷりか!


…… 私は何も聞いてまセン  …  私はココにおりまセン  ……  ナムサン


「 こんな上司と毎日 顔を突き合わしてるんじゃ、息が詰まるだろう? 」


や~~め~~て~~ !! ((((n;゚Д゚)η 私に振っちゃう !? 振っちゃうの ???

―― そんなの「はい」って言えるワケないじゃない。


「 あ、そんなことは …… 」
「 お茶でも飲みに行かないか? 」
「 あたし と !? 」

 えーーー~~っ! ほんとうぉ !? Σ(゚ 艸゜)  どうしよッ、ちょおっと、嬉しかも …… 。一条大尉って、最近結構イケてるのよね。男っぽくなったって言うか、隊長職が板に付いてきたって感じ? 前はヨレッとしたトレーナーとかデレッとしたシャツとかだったのに、最近は私服姿も何だかパリッとしてるのよ。

その辺はやっぱり彼女がいると違うのかな、って皆と ―― ヒイィッ! “彼女” と言えばああぁぁ ・・・ !

「 …… あ、困ります。勤務時間ですし 」
「 いいさ、たまにはサボったって 」

ちょッ、カンベンして! 私、少佐に睨まれたら困るのよ。いっつもここで、2人で仕事してんだからっ。


「 ひどいわ ……! 」

 アララ ・・・ 。少佐、出て行っちゃった。そりゃそうよね、自分の彼氏が目の前で他の女をナンパしちゃあ。「勤務中に何言ってるの!」って怒鳴られると思ったけど。

女の子なら、普通は傷付くわよね。好きな人にあんな態度とられちゃ、悲しくなっちゃうわよね …… 。

「 いいんですか、私にあんなこと言って 」
「 どうして? 」
「 どうしてって !? 早瀬少佐は一条大尉のこと愛してるんでしょう? 」
「 未沙が僕を? まさか! 彼女は仕事だけが、生き甲斐なのさ 」

 えっ …… 本気で言ってるの? この人達、付き合ってるんじゃなかったの? ちょっと、みんなに聞いてみなくちゃ!


―― 指令センター第2セクションにて緊急会議中 ――


「 鈍いのねえ、一条大尉って 」
「 わかんないのかしらぁ、女心が 」
「 察するところあの分じゃあ 早瀬少佐まだ胸の内を、告白してないカンジ 」
(はた)で見ていて歯痒ゆいわ! 結局、愛は言葉よ! 心に秘めてるなんて、古いなあ 」
「 少佐、素直じゃないのよぉ。ヤいてるならヤいてるって、はっきり言っちゃえばいいのにサ 」


 その方が男は「可愛い」って喜ぶものよ。一条大尉も分かってないけど、早瀬少佐も男心が全然なのよね。頭がいいのに分からないなんて、良過ぎて私達と思考回路が違うのかしら? と言うか、恋愛ってまず心でするものだと思うけど ――

「 少佐殿のハート、私達と形が違うんじゃない? 」
「 アハッ! かもね 」
「 私だったら “ あいしてマス ” って、人前だって告白しちゃうなあ 」
「 アンタのは、極度に露出症な だ ・ け 」
「 うっふふふ 」


 この位  恥知らず  素直なら上手くいくのに、色々と考えちゃうのかしら。頭がいいって、恋愛には不向きね。

「 くふふふ ・・・ あっははは ・・・ アッ! 」

町、崎 ……

「 なによ、アンタ! 」
「 はあ~。ニブイのも困るけど、ビンカン過ぎってのもやあねぇ 」
「 すーぐ女の会話に耳を立てるんだから! 」


 だから「キモ()ッ!」って言われるのよ。ダサダサで気が利かないクセに、人の恋バナとか噂にミヨ~に興味シンシンなんだから。こういうのに下手に構うと「好かれてる」とか「モテてる」とかカン違いするから、相手にしないに限るわ。

「 ズボン脱がしちゃうんだからあ! 」
「 ヒエエェ~ !! 」
「 やだあ、ホンキにしてるぅ! 」
「 イジョー体質 」
「 あ・あんまりだあ ~ !! 」

 まぁ、こんな扱いじゃカン違いしようもないか。キムとシャミーのいい気晴らしになってそうだし。

それにしても ――

「 あ~あ! 当て馬かぁ …… ホント、どっちも素直じゃないんだから。周りを巻き込まないで欲しいわね、全く! 」





 未沙は、早足に廊下を歩いていた。「素直になりたい」と唱えて応対した気持ちを察してくれず、はなから意地悪で攻撃的だった輝に腹が立つ。

  ( 何よ、謝まろうと思ってたのに! )

ヤキモチって分かってるなら、どうしてあの子の名前を出すの …… ?




 未沙は自宅に向かって夜道を歩いていた。心は今、反省と悲しみに沈み込んでいる。繰り返しさいなむ2人が抱き合う姿や、彼の「可愛くないよ」の合間によぎるのは ―― クローディアの言葉。


『 素直が一番よ 』


「 分かってるのよ、自分でも …… 」

 分かっている事が何故できないのか、今までも何度も考えてきた。それで分かったのは、結局「やっぱり私は可愛くない」と言う事だ。私がしているのは “ ヤキモチ ”なんて、カワイイ物じゃない。自分が得るために相手をおとしめたいと願う、醜い心 ―― “ 嫉妬 ”だ。

 仕事や命令でしか彼を自分の方へ向かせられない、私。年上で上官でヒールを履けば彼の背丈と大差ない、私 ―― 可愛くないに決まってる。

 あの子なら相手の子など気にせず、自分の気持ちだけでぶつかって行くだろう。きっと「私を見て」とあの大きな目に涙を溜めて、あの小さな体で彼に飛び込むのだ ―― あの時のように。心のままに振舞える彼女は、なんて可愛らしい。


ポツ ポツ ・・・


 追い打ちのように雨まで降り始めて、未沙は駆け出した。輝の家の前で立ち止まると彼の姿が窓ごしに見え、未沙はバッグから紅茶の缶を取り出す。

『 一緒に紅茶、いただかない? 飲みたいの、あなたと 』

―― と言えたなら …… 。本当は輝に会って「あの時はごめんなさい」と謝りたい。


でも ――

『 おたく にとって大事なのは仕事だけだ。可愛くないよ 』


( そうよ、仕事が大事。多くの人々の命を預っているんだもの、当然だわ。それなのに、私は嫉妬から追撃をあなたに指示したの。この任務第一の “ 鬼の早瀬 ” が、よ? そんな私はあなたにとって、やっぱり可愛くないのね )



 軍人とひとりの女との間で苦しむ自分を「仕事だけ」と言い切られた事が、納得いかない。今会ったら彼にそんな思いを怒ってぶつけるか、泣いて訴えるかしてしまいそうだ。

輝の怒りや嫌味の言葉も心に痛かったし、「これ以上怒らせたら」と思うと、面と向かう勇気も持てなかった。


ザーッ ―― … 

路面を打ちつける雨粒


 「このまま濡れてもいい」と思っていた未沙に、ふいに傘が差し掛けられた。

「 風邪ひくわよ 」
「 放っといて頂戴 」
「 やっぱり何かあったようね。紅茶、坊やと飲む気になれないなら、私の家に来て飲まない? 当分止まないわよ 」

 クローディアが傘を未沙の手に持たせて、先に向かってしまった。こんな風にされては行くしかないだろう。未沙は考え疲れと自己嫌悪で、少し自暴自棄になっていた自分に気付いた。

彼女に甘えて少し落ち着こうと、もう一度輝の家を見てからクローディアの後を追った。





 未沙が濡れた顔や髪を拭いていると、クローディアが茶器を運んで来た。彼女は気分や体調に合った香りや味の茶葉を見立てるのが得意で、未沙の紅茶好きは彼女の影響もあった。親友の思いやりを感じて力が抜け、硬かった口元が笑みの形を作る。

きっと今日も私に合った物を選んでくれたのだろう。けれど ――

「 お酒があったら、私お酒がいいわ。私だって飲むのよ? 」
「 ワインでいい? 」
「 お任せするわ 」
「 私も付き合う 」


 クローディアがワイングラスに注いだ紅い液体を、未沙は一気に飲み干した。いつも彼女はそんな飲み方をしない。酒におぼれて逃避するのは嫌だと、気分がよい時にしかアルコールを口にしないのだ。それは未沙が心に決めている事らしく忠実に守られていたから、クローディアは驚いた。

ちょっと自分自身を責め疲れていた未沙は、アルコールに助けられて非難の心を緩める。

「 はあ …… 私って、そんな嫌な女かしら 」
「 坊やが、どう言ったの? 」
「 ホントは私、今日あなたにもらった紅茶をきっかけにして、アイツに謝まろうと思ってたの 」
「 でも、できなかった 」
「 分かる? 」


 クローディアは未沙が差し出したグラスにワインを注ぐ ―― もっと彼女は気持ちを吐き出した方がいい。

「 やっぱり可愛くないのよ、私 」
「 人は人。色んな人がいて、いいんじゃない? 」


 意地っぱりが可愛い人もいるし、時々しか見せない甘えが愛らしい人もいる。未沙は再びグラスを空け、頬が赤く染まった ―― よかった。体が暖まってきたようね。

「 素直になろうと思ってるの。でも輝と面と向かうと、どうしても …… 」
「 はい、もっと飲んで 」
「 まだ酔ってないわ 」
「 今がどんな形でも、相手が生きてるだけでいいじゃない ―― ロイが死んだ時、毎晩アルコールのお世話になったわ。今はそんな事、ないけど 」


 クローディアはフォッカー失った時、3日間休みをとった。その後に黙々と恋人の部屋を片付け、以降は変わりがないかのように振舞っていた。しかしやはり1人、長い間悲しみに暮れていたのだろう。
 
 未沙が知る同世代の中で最も大人な彼女とフォッカーは、傍から見て安定した付き合いをしているように見えた。そんな彼等は、始めからそういう関係だったのだろうか。出会った頃から当たり前だったカップルなので、未沙は今までそんな疑問を持った事は無かったが ――

「 聞いていいかしら。フォッカー少佐とは、ずっと上手くいっていたの? 」
「 マクロスで再会してからはね。それ以前は全然。 ギクシャク・ギクシャク 」
「 ええ? 」
「 ネ、話そうか? アイツの事 」
「 ええ、聞きたいわ 」

クローディアはフォッカーの写真を手元に引き寄せた。






 統合戦争の頃に軍隊に志願した私は、片田舎の基地に配属されたの。そこにアイツがいたってワケ。新入りの女性隊員なんて、田舎に飽き飽きしてる男共の格好のカラカイ相手よ。冷かすやからの中でもアイツは目立ったから、初めて見掛けた時には「なんて軽いオトコ」って思ったわ。

 口をきいた最初が、まず口説きとデートの誘い ―― しかも戦闘中によ? それでも鮮やかに敵機を撃ち落とすんだから、呆れるやら感心するやら。正直に言って、彼の初めての印象って良くなかった ―― と言うか、どういう性格してるのか私には本当に分からなかったの。それでも半分興味があったから、デートをOKしたのよ。 

 街を案内してもらうし一応デートだから、私も少しはお洒落して待ってたの。それなのにアイツったら遅刻した上に、他にも女の子を3人も車に乗せてるじゃない。「すっかり忘れちまってた」って、反省もしないの。私を他のカルそうな子達と一緒に扱おうとするんだから、頭にきて帰っちゃったわ。

 その翌日からよ、アイツのプレゼント攻撃が始まったのは。図々しいって言うか、無神経って言うのか。ホント、呆れ返ったわ。「ちゃんとデートをしてくれるまで日参するつもりだ」だなんて、毎日のように勤務中に来るのよ。お陰で私のデスクはヤツの贈り物で一杯。でも捨てる訳にもいかないし、って困ったわ。






「 知らなかったわ。少佐に、そんな一面があったなんて 」
「 とにかく、私の常識の範疇は超えてた。そんな彼でも、いざ私の眼の前からいなくなった時は寂しかった。胸がキューンと締め付けられるような …… 」

 未沙は自分にも覚えがある感覚に、うなずいた。そう、地球に向かうシャトルで輝の信号を見た時に、自分も胸が締め付けられたのだ。自分の常識では理解できない彼に呆れたし、腹が立ったし ―― でも興味も引かれて、気になる存在だった。


 それにしてもフォッカーがそんないい加減な人であった事に、未沙は驚いた。軽口も女の子に甘いのも、彼独特の明るさや女性に対するエチケットであって、決して不誠実な印象ではなかったからだ。

「 彼は南アタリア島へ転属になっても、私に手紙1本くれなかったのよ? 1年も。人目も(はばか)らずあれだけ毎日、私に会いに来てくれていたのに 」
「 でも、あなたもマクロスへ来た 」
「 何かの因縁だったのね。彼と同じ職場に再びなったのも、専任搭乗員養成所であなたと知り合って同室になったのも 」
「 分からないものねえ、人の縁って …… 」
「 人の心もね ―― いつまでたっても彼が声を掛けてくれないから、私は思い切って行ってみたの 」






 その時彼はVF-X1のテストパイロットをしていたから、格納庫に行けば大抵いるはずだったわ。何しろ1年ぶりだから、ロイがどんな反応をするか緊張と期待が半々だった。それなのにアイツ、「ああ、君か。元気?」だけよ? 私がマクロスに来たのを知ってて、声も掛けてくれなかったの。

 訪ねる理由にしようと持ってたアイツからのプレゼント、全部返してやったわ。そしたら「何これ? ああ、まだ持ってたの、こんなもん」ですって! 「“ こんなモン ”をくれたのは、アナタよ! またそれを誰かにあげるつもり !?」って言ってやろうかと思ったけど …… 馬鹿らしくて止めたわ。

なんにも言う気になれなくて、試作機の話を自慢気にしてたけど無視して帰っちゃった。






「 その直後、猛烈に自己嫌悪に陥ったわ。この私がよ。信じられないでしょう?」
「 ううん 」

 軽々と何でも水準以上にこなし、「人は人。自分は自分」と価値観を自分の中に確立している女性。およそ自己嫌悪などとは掛け離れているかのように見える、太陽のように大きく美しいクローディア。

 しかし自分になぞらえて話を聞けば、当時の彼女の気持ちが分かる気がする。馬鹿らしかったのは、相手の反応を期待してひとりで胸をときめかせている自分だ。責めたいのは、会えなくなれば心が締め付けられる程なのに意地を張る自分と、思うように返してくれない相手に、だ。


「 どうして正直に自分の気持ちを伝えなかったのか、って。素直じゃなかったのね 」
「 ああ ……!」

 未沙が一人で悩み苦しんでも、輝には分からないのだ。本意を言葉にせずに正しく伝わる訳がないのに、「私の気持ちを分かってくれない」等と苛立って。

「 人の心は分からないって言ったけど、あの時は本当に分からなかった。試作品の初飛行の前にロイの姿が見えないから、どこか1人で緊張して籠ってるって思っていたの。気になって彼がいそうな所を見て回ったわ。そしたら女の子達とバカやって、笑ってるじゃない !?  分かるでしょ、女の子とふざけ合っているのを見た時の、私の気持ち 」
「 ええ 」


 抱き合う輝とミンメイ ―― 自分はもう、彼には不要なのだと思った。

「 それまでの私って彼の一面しか見なくて、ヤキモキしてたのね 」
「 え? 」






 試験飛行があった晩 ―― そう、丁度こんな雨の夜だった。私は昼間の事を考えてて、寝付けないでいたの。そこへ彼が電話で「宿舎の前に来ているから、すぐ会いたい」って言うのよ。酔っぱらっているみたいだったし、雨も降ってたからすぐに行ったわ。あの人 傘も差さずにずぶ濡れで、「何かあったのかしら」って心配した。

 そしたら昼間の馬鹿騒ぎは「試作品の初飛行が不安だったから」、だって。あの前に彼が大破した機体を見ていたのを、私見掛けていたの。「やっぱりあの時の彼が、本当の彼だったんだ」って思った。平気な顔で乗っていても、本当は「明日死ぬかも知れない」思うと、バカ言ってなきゃやりきれない時もある。前の基地で私の所に日参していたのも、その “ 馬鹿 ” のひとつだって。

 ―― もう、頭に来なかった。「こんな愚痴を聞いてもらいたいのは君しかいなかった」って言われれば …… ね。以前の口説き文句なんか、メじゃなかった。

 次の日がいよいよ高度1万メートルのフル・スピード飛行で、気持ちが落ち着かなかったのね。私、彼の力になりたかった。でも自分の気持ちを誰かに知ってもらったら気が済んだのか、そのまま帰って行ったわ。






「 知らなかったわ 」
「 どう、信じられないでしょう? 」
「 私の知ってたフォッカー少佐って、ほんの一面だったのねえ 」
「 それから私は、彼を本当に好きになったの 」

 未沙が知っているフォッカーという男は、陽気で大胆不敵で、自信に充ち溢れていて。何かを恐れる彼など、想像がつかなかった。そんな男の意外にもろい姿を知って好きになったクローディアの気持ちが、未沙にも分かる。魅力的な部分だけでなく弱さにも惹かれるのが、愛なのかとも思うから。


「 とにかく。どんな事があっても、焦っちゃダメ 」
「 ふふ 」
「 坊やのコト、よく彼から聞かされたわ。“ あいつは自分を表現するのが下手な奴だ ” って。ふふ、お互いパイロットを好きになったワケね 」

 大空では自己主張が強く自由に飛び回るクセに、一旦地上に降りてしまえばシャイで不器用な、哀れな男 ―― フォッカーはパイロットをそう称した。だから女はそんな俺達を「仕方ないわね」と、大地のようにどっしりと構えて待っていればいいんだ。そうすれば男は羽を休めに、勝手に女の元へ舞い降りてくる。

―― そう言って、自分の胸に顔をうずめた男の感触を、今もクローディアは覚えている。


 私もクローディアのように、なれるかしら? 輝にミンメイの存在を再び見た日から、確かに自分は余裕を失くしていたかもしれない。焦りが自分達の関係や将来に疑問と不安をいだかせ、彼がどう考えているか知りたいと思った。いつまでも変わらない輝の態度が憎らしくも感じて、「私の気持ちに気づいて」と、ついマイナス感情でしか示せなくなった。

自分が素直になれない理由を整理できると、未沙は少しだけ気持ちが楽になった。


Pull Pull ・・・


クローディアの家の電話が、鳴った。


窓を打つ雨

photo by  「Abundant Shine」


 輝は自宅で適当に夕食を済ますと、ベッドに寝そべっていた。いつもは食後に横になれば、すぐに眠くなるのに … 。いま頭に浮かぶのは眠気でなく、指令センターで見た未沙の背中 ―― 怒ってたようで、本当は泣いてた気がする …… 。

( やっぱり、言い過ぎかな。ちょっと …… )


 輝の態度に言い返しても来ず、しおらし気だった。つい「大事なのは仕事だけじゃないだろ」と言ってやりたくて、こき下ろしたい気持ちにもなった。だから多分未沙が最も嫌がるだろう、仕事を軽んじる不真面目な態度になった。彼女をやり込めれば気が済むと思ったし、直後は確かにスッとした。

 でも今は、全然気なんか晴れない ―― 俺、調子に乗っちまったかも。悲しい顔させるつもりなんて、本当はなかったのに。


『 早瀬少佐は一条大尉のこと、愛しているんでしょう? 』

  ( 未沙が、俺の事を …… ? )

 最近は何故か以前ほどしっくり来ない気もするが、彼女の好意は ちゃんと知っている。ちょっと仕事第一の所を、 (あげつら)ってみたかっただけだ。


 輝はハッとして身を起こした。未沙の写真を渡された日の事を、思い出したのだ。素直じゃない彼女は、しかし確かに一生懸命、好意を伝えてくれていたのだろう。


雨の通り
第33話 Rainy Night


 輝は家を飛び出して、雨の中を走った。未沙の態度が気に入らなかったからって俺は … 。「ちょっとヤキモチ焼かせてやれ」だなんて、いい気になって。背中を向けていた彼女の気持ちは、分からない。

だから()、未沙に会って(・ ・ ・)確かめなくてはならないと思った。

  ( 未沙 …… 未沙 …… )


 息を切らせて彼女の家まで来たが、部屋は真っ暗のままでノックをしても返事はなかった。まだマクロスを出ていないのかと指令センターに電話をしたが、2時間も前に帰ったそうだ。

「 どこへ行ったんだろう 」

 輝は自分でもよく分からずに、「とにかく未沙の顔を見なくては」と()いていた。こんな時に彼女が行くとしたら、多分 ――




Pull Pull ・・・


『 こんばんは。夜分にすみません、一条です 』
「 一条君 !? 」
『 あの …… そっちに未沙、行ってませんか? 』
「 来てるわよ、ココに 」
『 俺ちょっと、言い過ぎたみたいで …… 。迎えに行きます 』
「 ん、それがいいわ 」


 クローディアは電話を切ると振り返った。未沙は少し唖然とした顔で、体を固くしている。自分の気持ちから、まだ逃げたがっているようだが。今なら2人は、きっと素直になれるだろう。

「 彼、ここに来るって 」
「 何しに …… ? 」
「 私は今夜、コイツと飲みたいの。悪いけど、帰ってくれる? 」
「 お邪魔? 」
「 とっても 」
「 ああ、でも …… 」

未沙は素直になれない理由が分かったからと言って輝に、会ってちゃんと話せる自信がまだなかった。


ピンポーーン
『 今晩は、一条です 』


「 さあ、帰った帰った。はい、忘れ物。これの出番よ 」

 立ち上がった未沙に、クローディアは紅茶の缶を差し出した。「頑張って。大丈夫、上手くいくわよ」とYELLエールのウインクを贈り、恋人達が寄り添える魔法おまじないを唱える。

「 素直がイチバン 」





 雨の中を輝と未沙は、2人で1つの傘に入って夜道を歩く。迎えに来たのが意外だという彼女の様子に、いかに自分がやり込めてしまったのかが伺え、輝はどう話し掛けたらよいか困った。

しかし彼女に拒絶や泣いた感じがなく、思ったより落ち着いている事に安堵する。

「 不思議そうな顔、すんなよ 」
「 してないわ 」
「 ひと言、謝りたかったんだ。昼間は、ちょっと言い過ぎたから 」


 未沙は輝の謝罪と、気持ちを分かってくれたらしい事が嬉しかった。しかしそんな複雑な胸の内を言葉に出来る気がせず、「こんな事なら、お酒なんか飲まなければよかった」と少し後悔する。

「 お酒臭い? 私 」
「 飲んだの? 」
「 ええ、ワインを少し 」
「 そう …… 」

  『 素直がイチバン 』

「 ねえ。滅多にお目に掛れない紅茶が、手に入ったの。よかったら一緒に飲まない? 」
「 ご馳走になるか。よしっ! 僕んち行こう ―― いけね。砂糖を切らしてるんだ 」
「 ふふっ、いらない。熱いお湯だけあれば 」
「 それだったら、いくらでもある 」


 親友の励ましと、迎えに来てくれた輝に勇気付けられて、ちょっとだけ頑張れそう ―― 正確な知識と、理論的な思考に定評がある早瀬少佐は、最善の方法をとった。

 未沙が想いのままに輝の肘を取れば、2人は微笑み合って自然と腕を組んであゆんでいった。


私の心の雨はやむ
二人寄りそう傘の中


相い Umbrellaアンブレラ

おわり

あとがき
「未沙が僕を?」
って、アンタ今更 ―― ですね。パーメモを見た人からツッコミの嵐では。これが「空白の二年間は後付けだから」、と言われる所以でしょうか。このセリフは私の空白の二年間SSの全てを覆すシロモノですよ。「マクロスで解釈が苦しいTOP3」に入ります。

指令センターの場面の輝は妙にオーバー・アクションな気がしたので、「未沙の嫉妬も好意も分った上でやっている」という解釈にしましたが、どうでしょうねぇ。ヤキモチを「 “ もし ” って言ったろ?」とおっしゃいましたが、聞いてないぞ。ワザと口にしなかったクセに、言ったと挑発する ―― 等という高等技術を輝が使うのはキビシイかな?と思うと、脚本で抜けただけとも思え、私は一応書き入れています。

輝は第二部になって「少し大人びたじゃない」と感心していたのに、「アリャ、やっぱりコドモっぽい」な態度。未沙に甘えて、好意に胡座をかいてますねぇ。でもヴァネッサを誘いながら未沙をチラリと見る顔は小憎らしいけど、「なあ、見てる?」みたいで可愛かったし、ベッドから飛び起きて雨の中を必死に走ったので、フォローに頑張ってみました。

解釈が苦しいTOP3
1位 「ブロークン・ハート」 最後に謎の微笑みを浮かべる未沙
2位 コレ
3位 「マイ・アルバム」 惚れた女を問う回想の先輩に、輝「そんな人いません」

ついでに納得いかないTOP3
1位 「ロマネスク」 キスした輝
2位 「ブロークン・ハート」 ミンメイを抱き締め、未沙を憎々し気に見る輝
3位 「プライベート・タイム」 未沙との約束を破ってミンメイに会いに行く輝

いらない。熱いお湯だけあれば
「すごくお熱くない !? 」「イミシンじゃない?」と私は盛り上がるのですが。土井さん、声に表情あり過ぎ。それに絵がアレなのに、2人が仲良く「うふふ」な雰囲気が出ているんですよねぇ。掲示板などで、「この後2人は結ばれた」と言う人が多いのは、声によると思います。でも輝の反応はコドモ …… 。私はこの後、お茶を飲んで2人で「美味しいね」と言って終わりだと思うなぁ。空白の二年間ではキスもしてない、かな(少し微妙)。してたら第二部の輝は鬼畜と言うより、アタマ悪くて自制心強過ぎ。

クローディアがいい
入隊して間もない頃も、目がクリンとして愛くるしいですねぇ。ヒラヒラ黄色いワンピースに「う~ん?」と思いましたが、当時のオシャレだと受け止めれば、ああいう服を選ぶ気持ちも可愛いかも。攻撃されてデスクの下に四つん這いで入っちゃている姿もキュート。それにしても小原さんの喋りが上手過ぎ。声だけでもイイ女で惚れる。

NEXT 幕間「ありがとうを 貴方に」
BACK 幕間「ひとり言」

この後の2人(非ネタ)、見てみる?
「れいにぃ ないと ♡」 (拍手小噺から降ろし、別記事としてリンク)
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5/21 拍手鍵コメ様 

小噺表示のお知らせを、ありがとうございました
安心しました。管理者自身の確認には限界があり、まあ自分で拍手すればよいのですが、それは嫌 ―― と、ワガママですみません。

アルバムの言い訳
SS「ロンリー・ソング」で少し触れていますが、ズバリ「ミンメイに未練がある訳じゃない」です。「ロンリー」は改定しようと思っているので、再検討したら違うかも知れませんが。輝は最終的にはキメる男という印象が有るので、ややヘタレ気味のウチの彼もそんな感じ ―― でも「のど元過ぎれば~」のノンキ者なので、「れいにぃ~」で見事に忘れています。  (*´u`) 「おバカさん

未沙のアルバム
未沙ファンの妄想を掻き立ててきた、幻のシロモノですよね! どんな写真だと思われますか? 私の印象は輝と未沙が2人で写っているのが多い事。ミンメイのは2人では1枚きりで、ブロマイドみたいな物も有りましたよね。その辺が関係性の違いという気がします。少しSS「新婚さん」で触れています。 絵が上手なら描いて作りたいと思っているのですが、皆さんの美しい妄想をブチ壊す可能性大なので断念 ―― が、ちょっと案があるので絵以外の形でお目汚しするかも知れません。

マク馬鹿やりまショ!
ココにもおります e-68 マクロスが絡むと、10代気分です。

金環日食
オチ、見事ですねぇ (;´∀`) 日食グラスは確か6月にあるナニか?で、また使えますね。ウチは見えますがグラスが無いので、TV画面でしたー。原理が分かっていても神秘的な感じがしますよね。昔の人はこの世の終わりの気がして、とても怖かったんじゃないかと思います。 では!

05/19 拍手鍵コメ様 

拍手小噺を設定しました
ごめんなさい。再度確認したら、私が修正・動作確認した部分と違う部分が未設定でした。もう大丈夫かと思います。重ね重ねのお手数を、申し訳ありませんでした。教えて頂き、お陰さまで気付く事が出来ました。他まで確認下さり、どうもありがとうございます v-421

レイニー・ナイトは絵のアレ具合に気が行かない
前半Aパートは良かった事と、輝未沙の絵的な見せ場は少なかった為もあるでしょうしネ。この回の輝を鬼畜と見ると「ムカッ!」ですが、「未沙相手だからって、好きに言っちゃってぇん」と年下彼氏の甘えと見れば小憎らしさもカワイイもんに思えました ♪

プライベート・タイムとロマネスクのSS
どちらも半端に書いて放置中 ・・・ 。何となく気が向かず、多分まだ描けるだけの感覚が私の中に熟成されていないようです。今は不足したエピソードを埋めて、感覚を高めている状況です。 未沙の心情的には「輝がミンメイとよりを戻すと不安は常にあった。まさか!とも、やっぱり・・・とも思っていた」という感じに現段階では思っています。

センパイ~~!
輝未沙をさぞかし冷やかしてくれたでしょう! 輝の気持ちの自覚も、「男ならきちんとしろ」等と言われてケジメを付けるのも、ずっと早かったろうと思います ―― でもそれじゃあ三角関係ならず、30年後まで引っ張る人も少なかったかも知れませんが、私のような

NAは11P
週刊誌以下 ・・・ 。もう「とにかく続いてくれ、基本TV版路線で」というレベルで期待します。

小噺の件は、本当にすみませんでした。不具合を教えて頂け、とても助かります。ありがとうございました e-68

ひょえ~~! 

そんな豪華メンバーの括りに入れて頂けるとは、恐悦至極のべっくらタマゲタ門左衛悶絶です! e-449 「ほえ~ ・・・」

どう考えても輝は未沙でしょう
それは同感です。どんなに彼が鈍感でも口下手でもミンメイが出張っても、外せない場面で輝は主体的に動きますよね。「やる時はやる男」です。有りえへん事情はすっ飛ばして「すれ違う時の果てに」は書きました。書いた時点で大筋は立っており未沙.verもあるのですが、Afterのネタバレにもなるので控えておりました。少々ブラックが入ったり可哀想だったり等で躊躇いもありました。でもよい意味で気にして頂けているなら、その内にUPしてもよいかも知れませんね。色んなver.で別れネタを書いて楽しんでいるので、そんな珍SSシリーズもIFで出そうかと思っていました。別れとか浮気とか、とても輝未沙では書けない系統が好きなんです。それですごく後悔して「こんなに好きなのにっ!」と思いが募り、切ない ―― みたいな。浮気モノは出ませんが、別れネタは出ます。

火を吹く妄想
暴走というか、情熱的でロマンティックですねぇ ~ ♡ ちなみに「冷凍治療」にもツボって反応。さすがマク油が染みておられるとメラメラと萌え上がるようで、炎を着火できて光栄です。人様の妄想は聞いて楽しく、デジ由来のも実に興味がありますねぇ。カムジン話も奥深いテーマと思うので、ご整理頂けると嬉しいです。

ご多忙な中でたくさんコメントを頂き、ありがとうございます。妄想や解釈・情報の交換というのがブログの醍醐味で、存分に楽しませて頂きました! e-68

プライベート・タイムの輝の意図 

ミンメイとの恋の清算
同感です。ただ恋と言うかミンメイに代表される「過去や少年時代の確認」とか「昇華」「訣別」と言う感じでしょうか。これでSSは書いております。ウチの輝君は恋愛以外の事に割と頭が行っているので「プライベート・タイム」冒頭の未沙へTELは「①ごめん。都合が悪くなった」なのですが (^^ゞ 希望的には「②遅くなるかもしれないが、信じて待っていてほしい」ですよ  カッコイイな、こう言う輝 ・・・ 。ウチの彼はザンネンな男の子なので、結婚は「いずれ未沙とするんだろうな」位がせいぜいで、この時点では全く意識しておりません。

それにしても輝は未練タラタラに見える
「電話がつながれば三角関係はここでおしまいとなる」ですよね。だからまだミンメイが好きそうに見える輝も、話を盛り上げる為の演出なのです ―― と言う事で e-68 「酒なんか飲まんと、サッサと未沙んトコ行け!ほれ、キリキリと!」と輝のお尻を叩いてやりたくなります。

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登場人物がみんな、いいキャラですよね ♪ 

すばらしい!
とのお言葉、光栄でとても嬉しいです v-344 書き始めは全然ノれなくて、「この話、飛ばそうかな」とすら思っていた位でした。しかしヴァネッサがイイ味出してくれ、クローディアが雰囲気たっぷりで、結局ノリノリで書き上げられました。

この後は ……
ご賛同頂き、ありがとうございますv ただ「プライベート・タイム」冒頭の2人の盛り上がりっぷりに、「キス位してもアリなかぁ」とも思っています。空白の二年間も「軽~いキスくらいはあるかもな」と、本当はSS「ORASION ‐ 祈り ‐」でして頂こうかと思っていたんですよね。「ロマネスク」の輝を考えて、僅差でキスなしでした。

クローディア
「とびきりのオトナの女性」に賛成です。彼女に認められた輝未沙は、確実にお似合いなのでしょう。フォッカーとのカップルは、気の置けないオトナの恋人同士を描けて楽しいです。クールめに、カッコつけて書いております。「彼女も幸せになって欲しい」ですよね~ e-68

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